掲載日:2018年09月30日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山研二
CRF450Lは、モトクロス競技専用車のCRF450Rをベースに、保安部品を装着するなどして公道走行を可能としたオフロードモデルです。モトクロスマシン譲りの機能的なシルエットはそのままに、コンパクトなLEDの灯火類や視認性の良いデジタルメーターなどを採用。ウインカーは転倒時のダメージを受けにくいフレキシブルラバーマウント式です。ハンドルまわりのスイッチ類は小型で扱いやすい専用設計のものを使用。車両重量は131kgです。
パワーユニットはユニカムバルブトレイン採用の449cc水冷単気筒です。CRF450Rのエンジンをもとに圧縮比を12まで下げ、バルブタイミングを変更し、クランクウエイトの形状も最適化するなどして、低回転域の粘り強さと中高回転域での扱いやすさを向上させています。ピストンは耐久性と環境性能を考慮し3本リングタイプを採用しています。変速装置は専用の6速ミッションとすることで、高速道路走行や長距離移動時の快適性と燃費性能を確保。また、ラジエーターの大型化と電動ファンの追加で、ゴーストップの多い公道走行に対応させています。
車体はCRF450R用のフレームとスイングアームをベースに各部の剛性を最適化しています。フレームはミッションの6速化に合わせてピボットプレートを新設計。またヘッドパイプもCRF450L専用の設計とすることで、公道走行に対する剛性とオフロード走行に適したしなやかさを両立しています。サスペンションもCRF450R用がベースですが、前後ともにセッティングを変更しており、リアサスペンションはリンクレシオもCRF450L専用です。
フロントタイヤはCRF450Rと同サイズの80/100-21、リアタイヤはCRF450Rの19インチに対しCRF450Lでは18インチの120/80-18を採用。そのほかフロントホイールには速度計用の車速センサーを装備、フロントのブレーキローターはCRF450Rよりも肉厚になっています。燃料タンクはチタン製で、スリムなライディングポジションのまま7.6Lの容量を確保。車体色はエクストリームレッド、車両価格は消費税8%込みで129万6,000円です。
ワークスレーサーCRF450RALLYを思わせるスタイルに249cc水冷単気筒を搭載したデュアルパーパスモデル。燃料タンク容量は10L。税8%込みで64万8,000円から。
市街地から未舗装路まで走破できるアドベンチャーバイク。ユニカムバルブトレイン採用の998cc直列2気筒は最高出力70kW(95ps)。税8%込みで138万2,400円から。
2019年モデルでは、出力アップのほかローンチコントロールシステムも採用。受注期間は2018年12月28日まで。消費税8%込みで96万6,600円。モトクロス競技専用車。
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