デルビ スーパーモタードDRD125 4T4V

掲載日:2014年08月18日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/田宮 徹

デルビ スーパーモタードDRD125 4T4Vの画像
DERBI SuperMotard DRD125 4T4V

スポーティに楽しめる
スペインの原付二種モタード!

スペイン二輪車ブランドのデルビは、1922年創業の自転車ショップをルーツとしていて、第二次世界大戦後の1946年にエンジン付き自転車の製造にも着手して、二輪メーカーへと進展した。60年代からはロードレースの世界選手権にも参戦して、50ccや125ccなどのクラスでシリーズタイトルも獲得。90年代にはGPから一時撤退していたが、1999年に日本人ライダーの宇井 陽一を擁して復帰。その後も125ccクラスに参戦し、2008年には再びチャンピオンとなった。一方で会社は、2001年にイタリアのピアッジオ社に買収され、現在もその傘下として活動している。

スーパーモタードDRD125 4T4Vは、そのピアッジオ社製となる124,2cc水冷単気筒エンジンを搭載した、現在のデルビでは最上級となるスーパーモタードモデル。マニュアルクラッチ式6段変速のドライサンプエンジンは、DOHC4バルブ方式で、最高出力15馬力を発揮する。燃料供給はキャブレターで、燃料タンク容量は7.5L。もちろん、セルスターターを標準装備している。

パワフルなエンジンと組み合わされる車体も、スポーティな設計。高剛性なスチール製フレームに、インナーチューブ径41mmの倒立式フロントフォークと、プリロード調整ができるリアモノショックを組み合わせている。ブレーキは前後ディスク式で、フロントは300mmと大径。ホイールはスポークタイプで、フルサイズとなる前後17インチ径だ。車体の乾燥重量は124kgと発表されている。

原付二種クラスだが、デルビらしいスポーツ性が十分に与えられ、維持費が低めなコミューターとしても、短距離スポーツライディングの友としても楽しめる機種となっている。メインとしてはもちろん、セカンドマシンとしてもお薦めである。

デルビ スーパーモタードDRD125 4T4V のここがポイント!
  • ● パワフルな124cc水冷単気筒エンジン
  • ● スポーティな車体設計
  • ● 伝統あるデルビのブランド力

デルビ スーパーモタードDRD125 4T4Vのライバルはこれだ!

  • リエフ
    マラソンスーパーモタード

    スペインの老舗ブランドが手がける、4バルブの125cc水冷4ストローク単気筒エンジンを搭載した前後輪17インチ径のモタード車。前後ウェーブ型ブレーキディスクなどで武装する。

  • KTM
    125デューク

    スーパーモタードというよりはネイキッドに近い、前後17インチ径ホイールモデル。15馬力の124.7cc水冷単気筒エンジンを、クロモリ鋼管製のトラスフレームに搭載する。

  • カワサキ
    Dトラッカー125

    カワサキ伝統のスチール製ペリメターフレームに、最高出力10.2馬力の124cc空冷単気筒F.I.エンジンを搭載。フルサイズより小径の、前後14インチホイールを履く。

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