掲載日:2013年08月14日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/田宮 徹
イタリアのベータ社は、1904年に設立され、40年に原付自転車用のエンジン、第二次世界大戦後の48年にはオフロードバイクの生産を開始した。1980年代以降には、トライアルの世界選手権で何度もチャンピオンになっていて、現在もトライアル界で大活躍を続けているため、ベータをトライアル専門のブランドと認識しているライダーもいるようだが、実際にはエンデューロシーンなどでも多く活躍しており、オフロードのスペシャルブランドというほうが正しい。そんなベータの、上級者をもうならせる戦闘力を秘めた2ストロークエンデューロモデルが、このRR2T 250だ。
ケイヒン製のキャブレターにより燃料供給が行われる水冷単気筒エンジンは、249ccの排気量。セルでもキックでも始動できる。これを、メイン部がクロモリ鋼管製のフレームに搭載。もちろん、ホイールは定番の前後21/18インチ径となっている。最低地上高は320mmが確保され、シート高は930mmとなっている。
このモデルは2014年型で、さらに戦闘力を増すための様々な改良が加えられた。まずエンジンは、排気バルブの刷新により、これまで以上に低回転域でパフォーマンスを発揮。倒立式のフロントフォークは、内部構造の見直しによるフリクションロスの低減などが図られ、悪路での路面追従性がさらにアップ。合わせてリアショックも、セッティングの最適化などが施された。フレームは細部の剛性アップなどが行われ、燃料タンクは9.5Lに増量。この他、ブレーキディスクやフロントフェンダー、サイレンサー、バッテリーホルダーなどが改良された。
このモデルには、同じ車体に排気量293.1ccのエンジンを積んだ兄弟車の300も存在するが、日本仕様の場合は250のみ保安部品が付属しており、ナンバーを取得して公道を走行する事も可能。基本的にはエンデューロレーサーだが、林道などでも楽しむ事が出来る。
セルでもキックでも始動できる混合給油式の249cc水冷2ストローク単気筒エンジンを、クロモリ鋼管フレームに搭載。前後サスペンションはWP製で、前後ブレーキはブレンボ製だ。
クロモリ鋼管フレームに、セル・キック併用始動方式で排気量249.3ccの水冷2ストローク単気筒キャブレター仕様エンジンを搭載。高い運動性能を誇るエンデューロモデルだ。
キック始動方式でキャブレター仕様の249.3cc水冷2ストローク単気筒エンジンを、スチール製フレームに搭載したエンデューロモデル。KYB製のフロントフォークなどで武装する。
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