掲載日:2013年05月27日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/田宮 徹
ナルシス・カサスとジョゼップ・ピベルナによって1974年にスペインで創業されたガスガスは、トライアルやエンデューロの世界で活躍を続けているブランド。エンジンの主流が4ストロークに移った現在でも、多くの2ストロークモデルを世に送り出している。そんなガスガスらしいエンデューロモデルが、このEC250E。クロモリ鋼管フレームに、排気量249.3ccの水冷2ストローク単気筒エンジンを搭載した、高い運動性能を誇る機種だ。
クランクケースリードバルブ方式の2ストロークストエンジンは、ケイヒン製のキャブレターにより燃料供給が行われ、キックペダルに加えてセルモーターでも始動できる。足場の悪い場所でエンジンをストールさせてしまった場合にも、すばやく復帰できるというメリットがある。もちろん2ストロークエンジンは、エンデューロシーンにおける瞬発力に優れ、またそのシンプルな構造は車体の軽量化にも貢献する。
車体は、クロモリ鋼管製のメインフレームを中心とした、比較的オーソドックスな設計。マルゾッキ製の倒立フロントフォーク、ザックス製のリアモノショック、ウェイブ形状の前後ブレーキディスクなどで武装する。前後ホイールは、大定番の前後21/18インチ径。メーターには、軽量コンパクトなフル液晶表示タイプが使われている。
ちなみにこのEC250Eには、同じ車体を使いながらエンジン排気量を299.3ccにアップした、EC300Eと呼ばれる兄弟車が存在する。2013年型の場合、日本での販売価格は250の90万3,000円に対して、300は94万5,000円。ライダーのスキルなどによって、排気量を選択出来るのもうれしい。レースシーンでの高い戦闘力に定評があるガスガス。エンデューロファンならぜひ、この走破性を楽しんでもらいたい。
セルでもキックでも始動できる混合給油式の249cc水冷2ストローク単気筒エンジンを、クロモリ鋼管フレームに搭載。前後サスペンションはWP製で、前後ブレーキはブレンボ製だ。
クロモリ鋼管フレームに、249cc水冷2ストローク単気筒エンジンを搭載。前後サスペンションをWP製でまとめたエンデューロモデルだ。エンジンは、セルでもキックでも始動できる。
キック始動方式でキャブレター仕様の249.3cc水冷2ストローク単気筒エンジンを、スチール製フレームに搭載したエンデューロモデル。KYB製のフロントフォークなどで武装する。
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