掲載日:2011年11月07日 オフロードFAQ › ライダーの装備の疑問
ヒジとヒザ、背中の保護を重視して、
動きやすくフィット感のよいモノを!
転倒のリスクが高いオフロードでのライディング時には、プロテクター類の装着は必須です。しかし、走るフィールドやスピードなどによって、ベストな装備は変わってきます。
どのような走行シーンでも、ウエアにプロテクターが装備されていないなら、まず必要なのはヒジを守るエルボーガードと、ヒザを保護するニーシンガード。どちらも、転倒時に打ちやすい箇所なので、しっかりとしたモノを選びましょう。ヒジやヒザの関節部のみを保護するスケート用などのショートタイプで代用するひともいますが、前腕部やスネを打つことも多いので、オフロードバイク用に開発されたロングタイプを使うことをお薦めします。
この2点に加えて、林道ツーリングの場合は、脊椎部のプロテクターを装着するのがよいでしょう。胸部プロテクターも搭載できればより安心です。ただし、いくら頑丈でも動きにくいモノでは、ライディングの妨げとなってしまいます。保護性能と運動性のバランスが良いモノを選びましょう。
一方でモトクロスウエアを着たクローズドコースでの走行時は、ブレストガードとも呼ばれるアウター型のボディプロテクターか、ジャージの下に装着するインナータイプのプロテクターを装備しましょう。前走車の飛び石が多い状況では、ハードなアウター型のほうが痛くなりません。しかしカラダへのフィット性という点では、インナータイプが勝っていることも多いので、好みで選んでください。
なお、モトクロスシーンを中心に、最近ではネックブレイスという首まわりを保護するプロテクターも多く使われています。高価なアイテムなので、装着するかどうかは自分の走りやお財布と相談してください。
また、プロテクターとは少し性格が異なりますが、腹部に巻くことで内臓の疲労や腰痛の抑止や、腹筋や背筋をサポートする効果が得られるウエストベルトも、ぜひ使いたいアイテムです。
文/田宮 徹
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