掲載日:2011年10月31日 オフロードFAQ › ライダーの装備の疑問
ポイントはプロテクション性能と運動性、
そして忘れてはいけないのが靴底の形状です!
林道やコースでのオフロード走行では、転ばなくても木の切り株や岩などに足をぶつけたり、転倒時に地面とバイクの間に足を挟んでしまったりと、足をケガしてしまうようなシーンによく出会います。そこで、少しでもケガなくオフロードを楽しむために、オフ走行時には専用のブーツを履くことをお薦めします。
多くのオフロード用ブーツは、基本的にプロテクション性能に優れた設計がされていますが、ターゲットとする用途によって、その性能には差があります。たとえばモトクロス用のトップモデルは、かなりガッチリと足を守ってくれます。しかし、そのぶん動きやすさが損なわれることもあり、エンデューロ用、ツーリング用となるにつれ、プロテクション性能の一部簡素化や運動性の向上が図られている傾向です。そこで、ブーツの購入時にはまず、自分がどんなシーンでそのブーツを使うのかを考えることが大切です。
また、購入時には靴底にも注目。オフロード用ブーツのうち、モトクロス用に開発されたタイプは、靴底がフラットソールとなっています。これは、コーナーで足を滑らせるためです。しかし当然ながら、バイクを押したり山道を歩いたりするときにも滑りやすくなります。
一方でエンデューロ用やツーリング用のブーツは、タンク底などと呼ばれるブロックソールを使っています。こちらは、ハイスピードのモトクロスシーンでは足が滑らず走りづらい(グリップしすぎて膝などを痛める)こともありますが、マディコンディションでバイクを押すような場合に威力を発揮します。
もちろん、必ずこの靴底でないと、というわけではありませんが、使い方がほぼ決まっているなら、靴底にもぜひ注目してみてください。
文/田宮 徹
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