2014 AMAプロモトクロス ラウンド６ レッドバッド MI リザルト

2014年のAMAプロモトクロス、第６戦は、ミシガン州ブキャナンで開催された。

レッドバッドで行われるこのレースは、毎年アメリカ独立記念日に合わせた日程で開催されるため、特にアメリカンの熱は異様なものとなる。愛国心の表れが、マシンのグラフィックやライディングウエアに星条旗をあしらう演出に見られるのも、このラウンドの見どころ。

ちなみに、地元ライダーでヒーローであるマイク・ラロッコの名を冠したビッグジャンプ、『ラロッコズ・リープ』があるのもこのレッドバッドだ。レースフォーマットは変わらずの、450クラス、250クラスそれぞれ30分+２周の決勝となった。

450クラスのモト１は、KTMのR・ダンジーがホールショットを取るが、すぐにホンダのT・カナードに交わされる。J・グラント（ヤマハ）とJ・スチュワート（スズキ）もいい位置で飛び出すが、両者が２周目に絡んでしまい転倒。マシンのダメージが大きかったスチュワートが、ここでリタイアとなってしまった。５周目にはポイントリーダーのK・ロクスン（KTM）がトップに躍り出て、そこから一気にリードを広げる。そのままの勢いでチェッカーが振られ、ロクスン、カナード、ダンジーの順になった。モト２は、この３者がスタートで綺麗に飛び出し、実力の高さを見せつける。後ろからはレース復帰間もないE・トマック（ホンダ）が差を詰め、カナードの転倒もあり、ロクスン、トマック、ダンジーが離れた状態でラップを重ねそのままフィニッシュ。ロクスンがパーフェクトウィンとなった。

250クラスは、モト１でJ・マーティン（ヤマハ）の調子が戻り、トップ集団でのレース展開となる。予選でトップタイムを出したC・プーセル（ヤマハ）も好調にラップを重ねるが、２度の転倒でリタイア。ポイントランキング２位のC・ウェブ（ヤマハ）がこれに巻き込まれ、後退。８周目にB・バゲット（カワサキ）が猛追を見せ２位に着け、マーティンとの激戦となるが、マーティンが１秒差で逃げ切る快走でフィニッシュ。スーパークロスで快調だったJ・アンダーソンが３位に入った。モト２は、J・ボーグル（ホンダ）とマーティン、ウェブがスタート早々から速いレース展開を見せるが、この中からボーグルが脱落。ポイントリーダーのマーティンとウェブのバトルが始まり、最終的にウェブが逃げ切り優勝。ようやく調子を取り戻してきたKTMのM・ムスキャンが３位に入った。

次戦は、７月５日にメカニクスビルのバッズクリークで勝負だ。