2014 AMAプロモトクロス ラウンド４ ハイポイント PA リザルト

2014年のAMAプロモトクロス、第４戦は、アメリカの東部で開催。マウントモーリスのハイポイント・レースウェイは、ペンシルバニア州の南端に位置するコースで、ヨーロッパ的なレイアウトが特徴。構成される基本的な要素は、アップダウン、逆バンク、それに連続ジャンプ。登り坂の途中にあるトリプルジャンプは、勝負ポイントとして有名でもある。

そのコースで週末に行われた本戦は、金曜日に雨が降っただけで、当日は好天に。午後からはじまった450クラス、250クラスそれぞれ30分+2周の決勝は、理想的なコンディションで争われた。

450クラスは、ヒート１をホールショットでチャド・リード（カワサキ）が飛び出すが、背後に前戦で調子を取り戻したジェイムズ・スチュワート（スズキ）が着ける。２周目には早くもスチュワートがトップに出て、ペースを上げていく。前半の時点で12秒差を２位以下につけるハイペースでまたもレースを完全掌握。独走のままヒート１のチェッカーを受け、まず１勝。スチュワートは、ヒート２でも見事に好スタートを決める。ただ、トレイ・カナード（ホンダ）がいいペースで追走し、１～２秒差という接戦。後半でようやくセーフティーリードを確保し、そのまま優勝。今戦を完璧にまとめた。250クラスは、ヒート１でジャスティン・ボーグル（ホンダ）がトップで１周目を終えるが、この日は、やはり前戦で勢いを取り戻したブレイク・バゲット（カワサキ）が速い。６周目でボーグルをパスし、トップに出ると快走を見せ始める。ポイントリーダーのジェレミー・マーティン（ヤマハ）が２位にポジションアップするも、追い上げならず、バゲットが勝利。ヒート２は、前戦そっくりにクリストフ・プーセル（ヤマハ）がスタートで出るが、またもバゲットが速い。６周目にプーセルを交わし、次第にペースを上げていく。最終的に後続に16秒差をつけ、バゲットが勝利し、450クラス同様のパーフェクトウィンを達成した。定評あるライダーがその通りの結果を出したレースとなった。次戦は、6月28日にブラウントビルのバッズクリークで勝負だ。