2014 AMA スーパークロス  ラウンド6 サンディエゴ CA レースレポート

2014 AMA スーパークロス ラウンド6 サンディエゴ CA レースレポート

掲載日:2014年02月13日 エクストリームモトクロス    

まとめ/ダートライド編集部

450ccクラス メインレース

終始レースをコントロールしたJ・スチュワートが今季初優勝

ウエストラウンドが一旦終りとなる第6戦、サンディエゴ。1周が50秒を切るショートコースとなり、ラップを重ねると共に周遅れが出そうな雰囲気となった。

 

そのサンディエゴの450ccクラスメインレース(20周)、スタートで飛び出したのはアンドリュー・ショート(KTM)だが、1周目が終わる時点ではジェイムズ・スチュワート(スズキ)が1位に踊り出て、すぐ後ろにはライアン・ビロポート(カワサキ)がぴたりと着けた。2周目には後ろからチャド・リード(カワサキ)が3番手に飛び出してきて、その後はケン・ロクスン(KTM)、ライアン・ダンジー(KTM)、ジャスティン・バーシア(ホンダ)と有力どころが揃う。

 

しかし、レース序盤の時点でJ・スチュワートとR・ビロポートがあたまひとつ飛び出し、その後ろはC・リードとK・ロクスンの戦いといった様相で、しばらくこの両者間でのバトルが続く。8周目にはとうとうK・ロクスンがC・リードをかわし表彰台圏内に出るが、その後、C・リードも粘り強くプッシュを続け、そうこうしているうちにR・ダンジーがC・リードに猛プッシュを幾度もしかけるかたちに。

 

今回のサンディエゴは、終始R・ビロポートからプッシュを受けながらもレースを完全に運ぶJ・スチュワートのタフさが光り、またセカンドグループがK・ロクスン、C・リード、R・ダンジーのパックでバトルが繰り広げられ、やはりこの3者の強さも際立った。ところが最終ラップ。フープスでK・ロクスンにしかけたC・リードが、振られたK・ロクスンの後輪に接触してしまい大きく転倒。ここでリタイアとなってしまう。

 

最終的に順位は終始レースをコントロールしきったJ・スチュワートが今シーズン初優勝、続いてR・ビロポート、K・ロクスンと入り、R・ビロポートがランキグ首位に付けるが僅差でK・ロクスンも続く結果となった。次戦からはイーストラウンドだ。

 

450cc クラス レース結果
順位 ゼッケン ライダー名 チーム名 メーカー ベストタイム
1 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki   Suzuki 47.228
2 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki   Kawasaki 47.436
3 94 K・ロクスン Red Bull KTM   KTM 47.301
4 5 R・ダンジー Red Bull KTM   KTM 47.866
5 40 W・ペイック Motosport.com   Suzuki 48.171
6 51 J・バーシア Team Honda Muscle Milk   Honda 47.656
3 E・トマック GEICO Honda   Honda 47.876
8 20 B・ティックル RCH/Soaring Eagle/Suzuki   Suzuki 48.331
9 10 J・ブレイトン Toyota/Yamaha/Nfab/JGRMXteam   Yamaha 48.293
10 29 A・ショート BTO Sports   KTM 48.658
450cc クラス ポイントランキング
順位 ゼッケン ライダー名 メーカー ポイント
1 1 R・ビロポート   Kawasaki 126
2 94 K・ロクスン   KTM 117
3 22 C・リード   Kawasaki 111
4 7 J・スチュワート   Suzuki 105
5 10 J・ブレイトン   Yamaha 98
6 5 R・ダンジー   KTM 94
7 51 J・バーシア   Honda 89
8 29 A・ショート   KTM 72
9 40 W・ペイック   Suzuki 52
10 23 W・ハーン   Honda 50

 

 

 

250ccクラス ウエスト メインレース

J・ヒルが貫禄の快勝を飾る

今回のサンディエゴで一旦ブレイクとなる250ccクラス ウエスト。各ライダーにとって、長い休みに入る前にいいイメージを持ったままレースを終えたいものだ。

 

そのメインレース(15周)、スタートで綺麗に飛び出したのはディーン・ウィルソン(カワサキ)。最近ようやく上がり調子になってきたので、この勢いを維持したいところ。1周目を終えたところで、順位はD・ウィルソンに続き、マルコム・スチュワート(ホンダ)、ジャスティン・ヒル(カワサキ)、ジェシー・ネルソン(ホンダ)、ジェイソン・アンダーソン(KTM)。注目のコール・シーリ(ホンダ)もその後ろに続くが、体調不良でいまいち芳しくない。

 

そして3周目、トップを行くD・ウィルソンをハプニングが襲う。ジャンプの着地から次のジャンプへのシークエンスで、脇に溜まった泥にフロントを入れてしまい大きく転倒。ピットに戻るマシントラブルになる。ここからこの日、見事な快走を見せたのが同じプロサーキット勢のJ・ヒル。4周目にはトップに立ち、そこから前がクリアになったこともあり、見事なスパート走行で後続をいっさい寄せ付けず、終始レースをリード。後続では、J・アンダーソンがM・スチュワートをクリーンパスし2位に出るが、その後、1位-2位-3位の間は等間隔に開いてしまい順位変更が起こらない。

 

結局レースはこの順位のままフィニッシュし、J・アンダーソンがランキングトップのまま、しばしの休息に入ることに。イーストラウンドは選手がガラッと変わるので、また奮戦が楽しみだ。

 

250cc クラス レース結果
順位 ゼッケン ライダー名 チーム名 メーカー ベストタイム
1 35 J・ヒル Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki   Kawasaki 48.092
2 17 J・アンダーソン Rockstar Energy Racing KTM   KTM 47.976
3 34 M・スチュワート Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 48.528
4 21 C・シーリー Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 48.728
5 87 S・マケラス Troy Lee Designs Mav Tv Honda   Honda 49.025
6 50 J・ネルソン Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 49.334
7 89 M・リーブ Rocket Exhaust   Honda 50.256
8 84 S・チャンピオン Strikt Slayton Yamaha   Yamaha 51.087
9 66 J・カナダ 51 FIFTY Energy Drink   Honda 50.651
10 111 D・フェリス Red Bull KTM   KTM 51.301
250cc クラス ポイントランキング
順位 ゼッケン ライダー名 メーカー ポイント
1 17 J・アンダーソン   KTM 131
2 21 C・シーリー   Honda 127
3 35 J・ヒル   Kawasaki 107
4 15 D・ウィルソン   Kawasaki 98
5 37 C・ウェブ   Yamaha 92
6 34 M・スチュワート   Honda 89
7 50 J・ネルソン   Honda 76
8 87 S・マケラス   Honda 71
9 16 Z・オズボーン   Honda 69
10 111 D・フェリス   KTM 63

 

 

 

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