掲載日:2014年10月29日 エクストリーム › エンデューロ
リリース/ヤマハ発動機
ヤマハがモトクロスレーサーYZ250Fをベースに、エンデューロに適したカスタマイズを施した車両、YZ250FXを発売する。250ccの本格エンデューロ車はホンダのCRF250Xがあるが、YZ250FXは特にクロスカントリーを意識した仕様とし、そのため燈火類は一切装備しない。代わりに悪路・難所での再スタートに有利なセルフスターターをモトクロスベースの車両に装備。他、リアタイヤを18インチ化するなどしている。同じヤマハにはWR450Fがあるが、あちらは公道区間も入るエンデューロも想定し、また欧州では保安部品を付けて販売されているため、その点でYZ250FXは差別化されている。発売日は2014年の12月5日。価格は720,000円(税抜)を予定。
ヤマハ発動機株式会社は、国内でも気軽に参加できることで人気のエンデューロレースに適した競技専用モデルの新製品『YZ250FX』を2014年12月5日より予約期間限定(期間受注生産)にて発売します。
『YZ250FX』は、モトクロス競技用のYZ250Fをベースに、“モトクロッサーYZのDNAを引き継ぐ次世代エンデューロレーサー”をコンセプトに開発。セルフスターターを装備することで競技中の再始動を容易にするとともに、エンデューロ競技向けに仕様を変更しました。とくに近年人気のクロスカントリー※タイプのエンデューロレースでの走破性をポイントに開発しています。
YZ250Fからの主な変更点は、1.メインスイッチレスシステム採用のセルフスターター追加、2.変速比のワイドレシオ化(5速→6速化)、3.FIセッティング、4.エンジン懸架ブラケットの仕様最適化、5.サスペンションセッティング、6.リアタイヤ18インチ化(前後エンデューロ用タイヤ)、7.サイドスタンド、エンジンガード装備、8.ラジエターファン追加などです。なお、サイレンサーはYZ250Fタイプを採用しています。また、同梱の“Power Tuner”を使用すれば、さまざまな走行状況や好みに応じ、FIセッティング調整を容易に楽しめます。
本製品は『ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店』にて販売します。
※クロスカントリー:自然の地形を利用した広大な敷地でのオフロードレース。
主要諸元
全長×全幅×全高 | 2,165mm×825mm×1,280mm |
シート高 | 965mm |
軸間距離 | 1,465mm |
最低地上高 | 325mm |
車両重量 | 114kg |
原動機種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ |
気筒数配列 | 単気筒 |
総排気量 | 249cm3 |
内径×行程 | 77.0mm×53.6mm |
圧縮比 | 13.5:1 |
最高出力 | N/A |
最大トルク | N/A |
始動方式 | セルフ・キック併用式 |
潤滑方式 | 強制圧送ウェットサンプ |
エンジンオイル容量 | 1.1L |
燃料タンク容量 | 7.5L(『無鉛プレミアムガソリン』指定) |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) |
1次減速比 / 2次減速比 | 3.353(57/17) / 3.923(51/13) |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
変速装置 / 変速方式 | 常時噛合式6段 / リターン式 |
変速比 | 1速 2.385、2速 1.813、3速 1.444、4速 1.143、5速 0.957、6速 0.815 |
フレーム形 式 | セミダブルクレードル |
キャスター / トレール | 26°20′ / 114mm |
タイヤサイズ(前 / 後) | 90/90-21 54M(チューブタイプ) / 110/100-18 64M(チューブタイプ) |
制動装置形式(前 / 後) | 油圧式シングルディスク / 油圧式シングルディスク |
懸架方式(前 / 後) | テレスコピック / スイングアーム(リンク式) |
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