掲載日:2013年10月18日 エクストリーム › エンデューロ
文/ダートライド編集部
ヨーロッパのエンデューロシーンで強烈な印象を残しているハスクバーナ。しかし、フサベルをも巻き込んだKTMとの合併事情により2014年以降のハスクバーナは、それまでとはやや趣を変えるものと予想されている。それは、今までは資本関係にあったBMW・ロータックス製エンジンをチューニングしてハスクバーナは自社の車両に積んでいたが、これからはそのベースがKTMになると思われるからだ。その結果、定評のあったX-LIGHTと呼ばれるエンジンは2013年の現行モデルで最後になる。基本がレーサーであるので、生産数がそれほど多いわけでなく、新車でX-LIGHTエンジン搭載モデルを入手するのはもう既に困難と思われていたが、ここに来てなんと同社の110周年を記念したモデルが台数は限られるが、輸入されるというではないか。もちろん、エンジンは定評のX-LIGHTになる。日本に入ってくる台数はわずか20台という事で、気になる人はすぐに最寄りのディーラーなどに問い合わせて欲しい。
以下リリースより
世界エンデューロ選手権2クラス ワールドタイトル獲得!!
TE250、最大の特徴は世界最小軽量のX-LIGHTエンジン(22kg)です。2009年、世界選手権エンデューロの後半戦で実戦テストし、2010年から市販車として登場してきたTE250。このX-LIGHTエンジンがもたらすパフォーマンスは、扱いやすさを兼ね備えたトルク、パワーだけに留まらず、そのエンジンの軽さにあります。
マシンのハンドリングは勿論、倒しこみの軽さを武器に2011年には世界選手権エンデューロのE1(TE250)/E2(TE310)、2つのトップクラスでタイトルと、コンストラクタータイトルまでも獲得したハスクバーナ。そのファクトリー仕様TE250/TE310のDNAを受け継ぎ、2013年には、「R」の名を冠し戦闘力を増した市販モデルが発表。
そして、110th anniversary editionは更に110th専用グラフィックになり、ブラックリム、キック セルスターターの改良、KYB製密閉式カートリッジフロントフォークなど、グレードアップをして登場します。
また、エンジンのマッピングも柔軟に選べる仕様となっています。出荷時のセッティングは公道用のレギュレーションに沿ったものとなっていますが、オプションのエンジンセットアップツールか、あるいは切り替えスイッチを使用することによって、ジェントルな特性とアグレッシブな特性を簡単に切り替えることが可能です。
細部についても、じつに多くの部分がブラッシュアップされています。新型フューエルインジェクションシステムは、昨年までとは異なりホットスターターを廃止。エンジンのドレンプラグにはマグネティックタイプを採用し、エンジン内の金属片を効率良く回収する仕組みとなりました。ラジエーターはさらに頑丈で、冷却効率の高いものに。メーターには、新たに走行時間を表示する機能を追加。これらの変更に合わせて左側ハンドルスイッチボックスもシンプルかつ頑丈な新デザインパーツとされています。
熟成されたX-LIGHTエンジンの最終モデルとなり、戦闘力はもちろん公道を走る際の環境性能までもアップさせたTE250Rです。
メーカー/Husqvarna
モデル名/TE250R
希望小売価格/990,000円(税込)
発売予定日/2013年12月下旬
ボディーカラー/レッド/ホワイト
限定20台
■ 主な仕様
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 DOHC4ラジアルチタンバルブ |
総排気量 | 249.5cc/302.44cc |
ボア×ストローク | 79×50.9mm/82×57.35mm |
ギア | 6速 |
始動方式 | セル・キック |
フュエールシステム | φ42? KEIHIN製エレクトリックインジェクションシステム |
ブレーキ(フロント) | 油圧式ウェーブタイプディスクφ260mm |
ブレーキ(リア) | 油圧式フローティングウェーブタイプディスクφ240mm |
サスペンション(フロント) | KYB製 倒立式テレスコピックフォークφ48mm |
サスペンション(リア) | KYB製 フルアジャスタブルショック |
タイヤ(フロント) | 90/90-21' |
タイヤ(リア) | 120/90-18' |
ホイールベース | 1,470mm |
最低地上高 | 290mm |
シート高 | 950mm |
フュエールタンク容量 | 8.5リットル |
車両重量(乾燥重量) | 109kg |
希望小売価格(税込) | 990,000円 |
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