第1回 カワサキW650キャストホイール化【チューブレス化にあたって編】

掲載日:2015年10月16日 週刊メンテナンス講座    

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※この記事はモトメンテナンス102号に掲載された内容を再編集したものです

カワサキW650キャストホイール化の画像

ダブハチ化の合間に思い付きカスタムを開始
ダブロクキャストホイールチューブレス化!!

ボアアップという、連載至上最もヘビーな作業を終えたW650。内燃機加工や部品の発注などが必要となるため、約3年間の付き合いの中ではじめて乗れない期間が訪れた時です。通勤の足を失ったため、ダイエットも兼ねて自転車通勤をはじめてみましたが、運動した分、お腹が減るので食べる量も増えますね。むしろ太ったかも……。ま、そんなことはどうでもいいのです。ただ、普段の足に使っているときは何も気にならないのですが、乗れないときほど無用なカスタムプランを思い付いてしまうことって無いですか?

カワサキW650キャストホイール化の画像

ダブハチ化作業中だったので、腰上がすっぽりありませんが、キャストホイール仕様も自然かつ新鮮な仕上がりではありませんか? 7本スポークの80年代デザインも格好良いと自画自賛。僕はSRもキャストの方が好きなんですよね。

そもそも僕は、バイクの好みに関して雑食系です。アメリカンやスクーター、モタードなど多様性を認め、どんなジャンルのバイクでも受容できる、こだわりの無さを持っています。カスタムも大好き。貴重な絶版車を元の車種が分からないほどいじくりまわすのも大いに結構だと思います。しかし、ただ一つこだわるべき点があります。それは、そのカスタムが実用性に優れ、利に適っているかどうかなのです。実用さえ優れていれば、格好すらも犠牲にできます。もし、車体をピンクに塗れば燃費が良くなるというならば、僕はW650を躊躇無くピンクで彩ることでしょう。

カワサキW650キャストホイール化の画像

W650の純正ホイールリムは太すぎて、若干マシンのキャラクターに合わないと常々思っておりましたが、タイヤが細くなればルックス的にも良さそうです!! しかし、スポークホイールの方が不自然に見えてくる気がしてきたのは気のせい?

昨年の夏はW650ではじめてツーリングに出かけました。特にトラブルに見舞われることはありませんでしたが、僕は荷物をなるべく少なくしたかったため、パンク修理キットを持っていきませんでした。もし、携帯の繋がらない山の中でパンクに見舞われたら、僕は半泣きになったことでしょう。いや、事と次第によっては号泣することになります。そんな不安を抱かねばならないのは、ひとえにW650がチューブタイヤを採用していることです。チューブレスタイヤならば、たとえパンクしたとしても少しの距離なら走れますし、どこのガソリンスタンドでも修理が可能なのですから。そうなんです。前置きが非常に長くなりましたが、僕は、チューブタイヤは嫌なんです。できればチューブレスが良いのです。もし、スタイリングに多少の違和感が出たとしても、キャストホイールを装着してチューブレス化したいのです!! 動かないW650を前にそんなカスタムプランを思い付いてしまったのでした。

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