掲載日:2017年05月18日 メンテナンス
取材協力/エーゼット DAYTONA 写真・文/モトメンテナンス編集部
ニンジャ250のオイルフィルターはカートリッジ式なので、交換時にOリングを新品にしたり、フィルターケースを掃除したりする必要は無い。しかし、フィルターの脱着にはサイズに合ったフィルターレンチが必要だ。基本的にカートリッジ式フィルターは手締めくらいでO.K.なので、緩めるのも簡単なはずなのだが、結構固く締まっていることが多い。専用のカップレンチを使わないと緩めるのが難しいケースもある。
カートリッジ式フィルターは、ケースの中にろ紙フィルターが組み込まれ、一体となっている。デイトナのフィルターは純正以上のろ過性能を発揮する。価格は税抜1,500円。
ニンジャ250のオイルドレンボルトは、サイドスタンド時にアクセスしやすい車体右側のオイルパンに位置している。17mmのソケットレンチを使用して緩める。廃油受けを準備する。
エンジンが暖まっているとオイルが柔らかくなって抜けやすくなるが、やけどすることもあるので注意したい。ドレンボルトを押し付けながら緩めて、外れる瞬間に一気に抜き取る。
ドレンボルトはサイドスタンドで傾くと上側になる位置に付いているので、車体を正立させて、なるべく多く抜けるようにした。廃油はAZオイルパックを使って処分することにした。
オイルフィルターはエンジンの前側、エキパイの間に位置している。フロントホイールの後ろ側から覗けば確認できるはずだ。エンジン前側は巻き上げられた砂利や泥で汚れていた。
フィルターを手でつかんで緩めてみたが、びくともしないので、汎用バンドタイプのフィルターレンチを使うことにした。かなり固く締まっていたので緩めるのに苦労した。
専用レンチが無い場合、尖ったドライバーでフィルターボディを串刺しにして緩めても良い。フィルターが外れたらクランクケース側の座面を綺麗に掃除しておこう。
締め付け時にゴムがよじれて切れないように、フィルターのOリングにはグリスまたは新品オイルを塗布しておく。取り付け前のフィルター内にオイルを注いでおくとオイルが早く行き渡る。
自作のペットボトルジョウゴを利用してオイルを規定量注ぎ入れる。その後エンジンを始動し、フィルターの合わせ目やドレン周辺からオイル漏れが無いか確認しよう。
フィルターを外した時にもれたオイルがエキパイに付着したので、綺麗に拭き取った。燃えると焼ききれるまで煙が出る。オイル量はアッパーレベルより少し下に合わせた。エンジン始動後に再確認だ。
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