掲載日:2015年10月02日 メンテナンス
記事提供/モトメンテナンス編集部(Facebookページ) 取材協力/アストロプロダクツ
スチール製中空パイプの外径はφ35mmで全長は370mm。ステムシャフトにすっぽりかぶせて上から叩けるから、レース面が傾きづらいのが特徴だ。
ステムベアリングのダメージはバイクの操縦性に大きな影響を与えるため、レースに錆や打痕が発見されたら速やかに交換しなくてはならない。古いレースはタガネなどで手荒く外しても構わないが(ステムシャフトへの傷に要注意)、新しいレースを傾けず、レース面に傷を付けずに圧入するのはなかなか難しい。このツールは中空パイプの先端にアルミ製アタッチメントを組み合わせて、ステムシャフト越しにレースを叩くのがポイント。レースのサイズに応じてアタッチメントは3種類用意され、原付からビッグバイク、ボールベアリングからテーパーローラーベアリングまで、幅広く対応できるのが魅力だ。
アタッチメントの外径は黒がφ32mm、金がφ35mm、赤がφ44mmで、レースに傷をつけず、安定して叩けるサイズを選択する。
中空パイプの一端には三角錐のキャップが装着されている。圧入時にこの先端を叩くことで、アタッチメントに均等な力が加わるのだ。
アタッチメントにパイプを差し込み、先端の円錐部分をハンマーで叩く。ステムシャフトに通しているため、パイプは傾きづらいという特徴もある。
ステムシャフトにセットしたステムレースに対して、ベアリングが転がるレース面以外を押せるアタッチメントを選ぶ、内側だけでなく、外側を叩いても良い。
テーパーローラーベアリングの場合、ローラーをまとめる薄いリテーナーではなく、確実にインナーレースを叩けるアタッチメントをチョイスしよう。
価格 5292円(税込・ネット価格)
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