掲載日:2015年06月12日 メンテナンス
記事提供/モトメンテナンス編集部(Facebookページ) 取材協力/アストロプロダクツ
本体寸法は全長147×幅53×奥行37mmと手のひらサイズ。騒音計を定義する際にはA特性とC特性があるが、この製品はより一般的なA特性のみ測定が可能(dBAと示される)だ。排気音だけでなくエンジン本体からの騒音や、エアコンの室外機の運転騒音など、さまざまな音を測定できる。
家の中でも屋外でも、我々が暮らす周囲には常にさまざまな音が溢れている。バイク好きには気にならない排気音も、別の人には騒音でしかないこともある。そうした音の大きさを測定できるのが騒音計だ。この製品はささやき声程度の30dBから間近で鳴らされたクラクションよりも大きな130dBまで測定可能で、カスタム時に交換したバイクのマフラーが許容範囲にあるかどうかを数値的に知ることができる。音の聞こえ方は音源からの距離によって変わるから、比較測定時を行う際は対象物からの距離を一定に保っておくことが重要だ。
電池は角型の9Vタイプ。カバーの前方にはスタンドに取り付ける際のメネジが装備されている。測定者の体が音を反射することもあるので、使用時はなるべくスタンドを使いたい。
近接騒音を測定する場合、マフラー出口から後方45°、50cm離れた場所に騒音計を置き、最高出力回転数の50%(原付で最高出力発生回転数が5000rpm以上の場合)で測定する。
液晶表示上部の電源ボタンを押すと、即座に測定が開始される。電源の隣のMAXボタンによって、測定中の最大値を保持するホールド機能が働く。排気音測定時には便利だ。
先端部分には1/2インチの電子マイクロホンがセットされている。マイクに風が当たると実際の騒音以上の数値が表示されることがあるので、防風スポンジを装着する。
AP簡易騒音計 4,200円(税抜)
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