掲載日:2012年04月10日 購入基礎知識 › バイクパーツ購入基礎知識
夜道を明るく照らすヘッドライトは、実用的な部分であるとともに、カスタムポイントでもあります。バイクの顔とも言える部分だけに、交換することによるルックスの変化は大きく、ストリートバイクやアメリカンなどでは定番のカスタム。また、ノーマルより明るいタイプに交換すれば、より快適にライディングが楽しめるパーツでもあります。
電装系パーツということで、「取り付けが難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、ネイキッドバイクをはじめとしたヘッドライトが別体でついているものは比較的作業が容易で、車種によっては専用部品がラインアップされているため、少し整備の知識があればDIYを楽しむことを可能。また、価格も安いものであれば1万円前後で交換でき、意外とリーズナブルにカスタムを楽しめるのもヘッドライトカスタムのうれしいポイント。ドレスアップにも使えて、夜間の安全性向上にも寄与するヘッドライト交換に、一度挑戦してみませんか?
一番簡単なヘッドライトカスタムは、車種別に設定されているキットを使用するもの。取り付け用ステーや配線などがセットになっているものが多く、はじめての方でも比較的簡単にカスタムを楽しめます。また、車種別専用ということで取り付けに対する保証もあるため、安心して使用できます。DIYでのカスタムに挑戦したいなら、純正交換タイプが一番おすすめです。
● 車種別設定のため、取り付けが容易
● キットになっているため手間いらず
現在ついているヘッドライトのレンズ部分だけ交換し、高効率なものに交換するのが部分交換タイプ。中身だけの交換となるためドレスアップ効果を狙うものではありませんが、比較的リーズナブルに性能を向上させることができます。欠点としては一度本体を分解する必要があるため手間がかかることと、対応する車種がかなり限定されてしまうことが挙げられます。
● ルックスを変えずに性能を向上
● 取り付けできる車種が限られている
ドレスアップを追求するなら、車種別に設計されていない汎用パーツを取り付けるのがおすすめです。配線やステーの加工などを自分で行わなければいけませんが、その分自由度が高く、好みのルックスへと変更できます。ヘッドライト自体の形状もバリエーションが多く、一般的な丸型だけでなく、ユニークな形状のものも多数ラインアップされています。こだわるなら汎用です。
● ドレスアップの自由度が高い
● 取付けするには知識が必要
ノーマルより光量が低く、取り付けステーも専用でないものが多いタイプのヘッドライトです。一般的な純正ヘッドライトより軽いため、ハンドル廻りの軽量化に貢献します。形状も個性的なものが多いので、ドレスアップには魅力的なアイテムです。ただ、配線、ステーともに自作しなければいけない場合が多く、ベテランライダー向けのパーツといえるかもしれません。
● 軽くなるがライトが暗くなることも
● 一般的な汎用よりも取り付けが難しい
ヘッドライトカスタムには、ライト自体を交換する以外に、内部の電球自体を交換するものがあります。一般的にバイクは電球と同じ構造のハロゲンバルブを採用していますが、これをHIDランプ(高輝度放電ランプ)に変更するという方法です。HIDランプは通常ハロゲンランプに比べて明るく、寿命が長くなるほか、ライト自体の発光色を変更することでファッション性を向上させたものもラインアップされています。以前はバイク用の設定がなく、クルマ用のものを大加工して取り付けられていましたが、近年ではバイク専用のものが発売されており、価格自体も比較的リーズナブルになりつつあります。通常のヘッドライト交換より手間も予算もかかりますが、それだけに効果は抜群。より深いカスタムの世界を楽しみたいなら、是非挑戦してほしいカスタムパーツです。
ヘッドライトは、単に明るく照らすだけでなく、バイクの表情をつかさどるパーツでもあります。それだけに、パーツセレクトには気をつかいたいところ。自分の車種にあったタイプの中から、「これは」と思うアイテムを見つけて、ぜひカスタマイズしてください。明るくて個性的なヘッドライトは、きっとあなたの愛車をもっとカッコ良くしてくれるはず。また、こだわり派にとっては差をつける重要なポイントですので、じっくりと選んで自分だけのヘッドライト・カスタムを完成させましょう!
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