ラフ&ロード デュアルテックスレインスーツ

掲載日:2010年04月19日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

価格を抑えて高機能を実現した
スタンダードなレインウェア

レインウェア選びの基準は人それぞれだが、「高い防水性能」と「手頃な価格」は重要な要素ではないだろうか。雨をしのぐ道具であるからには、荒天を快適に過ごせる機能が必須であることは当然だが、できることならリーズナブルなプライスでそれを実現して欲しいところ。今回紹介するラフ&ロードの「デュアルテックスレインスーツ」は、その2つの要素を好バランスで備えるレインウェアだ。

採用している素材は、同社オリジナルの防水透湿素材であるデュアルテックス。モーターサイクル用として十分な防水性を確保しており、蒸れにくいのが特徴だ。この素材にはデュアルテックス2.5という上位スペックのものも存在しているが、こちらに使用されているのはスタンダードなもの。とは言え、長時間の高速走行でも雨水の浸入を心配する必要は無く、高い防水性を誇っている。パンツにはデュアルテックスではなくPVCを採用しているが、こちらは車体と接触することが多いため、耐久性を考えた結果だ。こういった素材の使い分けも、長年ツーリングウェアを手がけているラフ&ロードならではの工夫と言えるだろう。また、このレインウェアの特徴として、インナーウェアへの対応がある。例えば、肌寒い時期に厚手のジャケットの上からレインウエアを着用するとどうしても動きにくさを感じてしまうが、デュアルテックスレインスーツは同社製ライディングジャケット用のインナーウェアを直接取り付けることができるため、本格的な装備を必要としない近距離の雨中走行ではとても重宝する。実際に手持ちのインナーウェアを取り付けてみたが、レインウェア自体の防風性も高いため意外なほど暖かい。こういった機能はツーリング先などでも活躍するはずだ。

細部についても、ツーリングウェアの老舗ならではの工夫が多い。襟足からの雨水の浸入を防ぐ襟フラップや、パンツの裾からシューズへ雨が伝うのを防ぐアンクルフラップ、各部に配置された被視認性を高める3M製リフレクターや、裾の防燃ガードなど、痒いところに手が届く作りとなっている。これだけの機能を備えながら、1万円を切る価格はライダーに懐にも優しい。「今後のレインウェアのスタンダードを目指す」という、同社の意気込みが伝わってくるアイテムと言えるだろう。

ラフ&ロード デュアルテックスレインスーツ

ラフ&ロードオリジナルの防水透湿素材“デュアルテックス”を採用。雨水の浸入を防ぎつつ、身体から発散される蒸気を追い出し、内部を快適に保つ。

防水透湿素材を採用

ラフ&ロードオリジナルの防水透湿素材“デュアルテックス”を採用。雨水の浸入を防ぎつつ、身体から発散される蒸気を追い出し、内部を快適に保つ。

胸部と背面に3M製のリフレクターを装備し、被視認性にも配慮。視界の悪くなる夜間の安全性を向上させつつ、デザイン上のアクセントにもなっている。

リフレクター装備で夜も安心

胸部と背面に3M製のリフレクターを装備し、被視認性にも配慮。視界の悪くなる夜間の安全性を向上させつつ、デザイン上のアクセントにもなっている。

2重になったファスナーの内側は、同社製のインナーウェアを取り付けるためのもの。寒い時期の保温性も考えられているため、通年で快適に使用できる。

インナーウェアで通年使用に対応

2重になったファスナーの内側は、同社製のインナーウェアを取り付けるためのもの。寒い時期の保温性も考えられているため、通年で快適に使用できる。

前傾姿勢のバイクなどでは、ヘルメットとレインウェアの隙間から雨水が入ることもあるが、襟のフラップを立てることで浸入を大幅に低減可能だ。

フラップで雨水の浸入を防止

前傾姿勢のバイクなどでは、ヘルメットとレインウェアの隙間から雨水が入ることもあるが、襟のフラップを立てることで浸入を大幅に低減可能だ。

レインスーツの裏地は爽やかな着心地のメッシュ生地。襟裏は起毛トリコットとなっており、首まわりの違和感が少なく疲労も軽減されている。

内側はメッシュ仕様

レインスーツの裏地は爽やかな着心地のメッシュ生地。襟裏は起毛トリコットとなっており、首まわりの違和感が少なく疲労も軽減されている。

レインスーツを収納する袋は、口が大きいラッパ形状で、出し入れがやり易い。収納時のサイズはレインウェアとしては平均的な大きさだ。

使い易い携帯袋

レインスーツを収納する袋は、口が大きいラッパ形状で、出し入れがやり易い。収納時のサイズはレインウェアとしては平均的な大きさだ。

ラフ&ロード デュアルテックスレインスーツ

価格/9,975円

問合せ先/ラフ&ロード

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