ラフ&ロード ウインドストッパーホットソックス

掲載日:2009年12月14日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

足先を冬の寒風から守る
ハイテク素材の快適ソックス

冬でも走り続けるライダーにとって、防寒対策は非常に重要だ。ウィンタージャケットにオーバーパンツで身を固め、冷える指先にはハンドルカバーやグリップヒーターなどがあるが、意外と見落とされがちなのは足元の防寒対策だ。足は他の部位に比べて熱源であるエンジンに近く、ライディングブーツなどは比較的防寒性にも優れている。しかし、だからといってそこが冷えないというわけではない。カウルも無く、ヒーターも無い足元は意外なほど寒風の影響が大きいのだ。靴下の重ね履きなどで対処できないこともないが、よりスマートな方法として今回のインプレでは“冬のライダー向け靴下”である、ラフ&ロード製「ウインドストッパーHOTソックス」をテストすることにした。

このソックス最大の特徴は寒風を受けやすい前面に、保温性と透湿性を備える高機能防風素材「ウインドストッパーフリース」を使用している点。これに吸汗素材とフリースを組み合わせており、裏起毛によるソフトな履き心地を実現した。また、ずり落ち防止のニットジャージを採用することで、ライディング時の激しい動きにも対応しているという。今回のテストでは外気温5℃の北関東から10℃の23区内を、高速道路から一般道まで走行したが、防風性という面ではほぼ満点。意地悪く通気孔の多いスニーカーで走行したのだが、高速道路の巡航でも指先が冷え切ることは無く指先は、「少し冷たくなったかな?」という程度。一般的な靴下だとおそらくつま先が痛くなっていたはず。また、気になる蒸れだがこちらも特に気にならず、最後までさらりとした履き心地だったのは好印象だ。ニットジャージのずり落ち防止もタイト過ぎない設定となっているため、テスト中に不快感を覚えることは無かったことも忘れてはならないアピールポイント。ただ、フィット感については少し注意点がある。設定がフリーサイズとなっているが、同サイズの市販品ソックスよりも若干余裕のある作りになっているため、足が小さい人の場合ジャストフィットとはいかない可能性がある。足のサイズが26.5cmの筆者で丁度良かったので、素材の伸縮性を考えると成人男性向けの大きさと言えるだろう。しかし、その点を除けば足元の防寒アイテムとしての実力は十分に合格点だ。重ね履き無しでも暖かく、高い防風性を持つウインドストッパーHOTソックスは、冬のツーリングをより快適にしてくれるはずだ。

ラフ&ロード ウインドストッパーHOTソックス

防風性と透湿性を兼ね備える高機能素材「ウインドストッパーフリース」を前面に使用。正面から吹きつける寒風を防ぎ、足先をしっかりと保温。

前面にウインドストッパーフリース

防風性と透湿性を兼ね備える高機能素材「ウインドストッパーフリース」を前面に使用。正面から吹きつける寒風を防ぎ、足先をしっかりと保温。

このソックスは3つの素材を組み合わせており、汗をかきやすいつま先には吸汗素材を使用。湿気による指先の冷えを防止している。

つま先には吸汗素材を配置

このソックスは3つの素材を組み合わせており、汗をかきやすいつま先には吸汗素材を使用。湿気による指先の冷えを防止している。

フリース素材を使用しており内側の肌触りは非常に良い。起毛となっているために、暖かさも普通のソックスに比べると良好だ。

裏地は心地よさも魅力

フリース素材を使用しており内側の肌触りは非常に良い。起毛となっているために、暖かさも普通のソックスに比べると良好だ。

フチにはずり落ち防止のニットジャージを採用しているのもポイント。今回のインプレッションにおいても、ライディングによるずれは無かった。

長時間はいてもずり落ち難い

フチにはずり落ち防止のニットジャージを採用しているのもポイント。今回のインプレッションにおいても、ライディングによるずれは無かった。

寒風が当たりにくいソックスの後ろ半分はフリース素材を採用。伸縮性がありフィット感も高く、ソフトで快適な履き心地に貢献している。

フリースで高い伸縮性を確保

寒風が当たりにくいソックスの後ろ半分はフリース素材を採用。伸縮性がありフィット感も高く、ソフトで快適な履き心地に貢献している。

サイズ設定はフリーの1サイズのみで、市販ソックスのフリーサイズより少し大きめサイズだ。概ね男性向けというべき大きさだろう。

サイズはフリーサイズ

サイズ設定はフリーの1サイズのみで、市販ソックスのフリーサイズより少し大きめサイズだ。概ね男性向けというべき大きさだろう。

ラフ&ロード ウインドストッパーHOTソックス

価格/3,675円

問合せ先/ラフ&ロード

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