KAPPA ダブルステージタンクバッグ

掲載日:2009年09月07日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

ディパックとタンクバッグが合体?
容量アップも出来る多機能バッグ

ライダーにとって「荷物の積載」は永遠の課題だ。一部のツーリング向けバイクでは最初からハードケースが標準装備されているとは言え、大半のバイクは小さな収納スペースしか持っていないのが現実。何も積まない方がスポーティ、カッコイイという意見もあるが、ツーリングなどを楽しむならやはりバッグが必要だ。その中でもタンクバッグは普段使いから日帰りツーリングまで活用出来るとても便利なもの。今回紹介するアイテムは、多機能タンクバッグとして今年デビューした「ダブルステージタンクバッグ」。イタリアのバッグメーカー「KAPPA」が作るこだわりの一品だ。

ダブルステージタンクバッグは多機能でとても面白い。まず、このバッグには容量調整機能が備えられており、ファスナーを開くと簡単に容量が30リットルから40リットルへ拡大することが可能だ。はっきり言って、タンクバッグだけで一泊ツーリング+お土産程度の荷物を軽々と収納してしまう。逆に、今度はよりコンパクトなサイズに収めることもできるのがこのバッグの良いところ。真ん中に位置するファスナーをズパッと開ければ、あっという間に標準サイズのタンクバッグ+ディパックに早変わり。もちろんベース部分となるバッグにもマップ用ポケットがついているので、地図確認には問題ない。「今日の荷物は少なめだな…」と思ったら、簡単にサイズを縮小することが出来るのはナイスなアイデアだ。例えば、ディパック部分に入浴セットを入れておいて、バイクを置いて秘湯を目指すときは上半分だけ持って行く…なんて使い方も考えられる。さらに付属のショルダーストラップを使えば、宿泊地などで便利に運べるショルダーバッグ仕様にすることも出来てしまうのだ。

もう一つ忘れてはならないのは、このタンクバッグが金属タンクと樹脂タンクの両方に対応しているということ。基本はマグネットで取り付けるが、それが使えない場合はストラップを用いることで幅広い車種に対応出来るようになっている。今回はW650に取り付けたのだが、実はこのバイクのタンクは形状が複雑なうえパッドやエンブレムが大きいため、金属製にもかかわらずマグネットだけでは固定出来ない。ダブルステージタンクバッグは両方に対応しているので、マグネットとストラップを組み合わせることで上手く固定することが出来た。容量可変でバッグ形状の変更もOK、さらには取り付けタンクを選ばないこのタンクバッグは、ライダーの荷物積載問題を解決する一助になるだけの実力派と言えるだろう。

KAPPA ダブルステージタンクバッグ

容量が足りないと感じたら、バッグのファスナーをオープン。最大で高さ12cm・容量10リットルの拡大が可能だ。

ファスナーを開いて容量アップ

容量が足りないと感じたら、バッグのファスナーをオープン。最大で高さ12cm・容量10リットルの拡大が可能だ。

マグネット固定が基本だが、樹脂タンクなどのためにストラップも標準装備。両方を同時に使用することも出来る。

ストラップ+マグネットで固定

マグネット固定が基本だが、樹脂タンクなどのためにストラップも標準装備。両方を同時に使用することも出来る。

タンクバッグとして使えるのはもちろん、上半分をベース部分と切り離してディパックとして使うことも可能だ。

バッグ上部はディパックに変身

タンクバッグとして使えるのはもちろん、上半分をベース部分と切り離してディパックとして使うことも可能だ。

「今日は荷物が少ないな」と思ったら、ディパック部分を取り外して標準サイズのタンクバッグにしてしまおう。

ベース部分だけで使用可

「今日は荷物が少ないな」と思ったら、ディパック部分を取り外して標準サイズのタンクバッグにしてしまおう。

付属のレインカバーはバッグを最大限に拡大した場合も使用可能。上部は地図が見えるよう透明になっている。

レインカバーも大型対応

付属のレインカバーはバッグを最大限に拡大した場合も使用可能。上部は地図が見えるよう透明になっている。

宿泊地などで持ち運びやすいように、ショルダーストラップが付属。キャンプ地と駐輪場所が遠い時などに便利だ。

持ち運び易さも特徴

宿泊地などで持ち運びやすいように、ショルダーストラップが付属。キャンプ地と駐輪場所が遠い時などに便利だ。

KAPPA ダブルステージタンクバッグ

シチュエーションにあわせて容量を変化。便利に使える多機能タンクバッグ。

価格/1万3,440円

問合せ先/KAPPA

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索