掲載日:2009年01月26日 バイク用品インプレッション
ヘルメット選びは、バイクライフにおいて大きなウェイトを占める重要事項。バイクに乗っている間常にかぶり続ける必要がある、つまり最も長い時間お付き合いするバイク用品だ。だからこそ、ヘルメット選びはコダワリを持って望みたい。ライダーを守るための安全性はもちろん、かぶり心地のよさや使いやすさなども重視したいポイントだ。今回紹介するSHOEIの「X-9」は、レース用フルフェイスヘルメット譲りの先端技術を投入した、同社のラインナップ中でも上位に位置するアイテムだ。
最大の特徴は、サイズごとの専用帽体の採用だ。一般的なヘルメットでは比較的上位クラスのものでも、MとLサイズが共通の帽体で、内装だけでサイズ調整されていることが多い。X-9ではS、M、L、XL、4サイズの帽体を個別に設計しており、高いフィット感とサイズにあわせた軽量コンパクト化を実現。頭の形状にあわせてデザインされた「3DフルサポートインナーTYPE3」との組み合わせで、包み込むようなかぶり心地を作りだしている。また、前モデルであるX-8シリーズと比較すると、帽体自体のエアロフォルムが見直されており、高速走行時のヘルメットの浮き上がりを低減。特に高速道路での長時間走行においてこの効果は大きく、頭部や肩の疲労度が明確に違った。もちろん、快適性だけでなく帽体の安全性も高く、JIS・SNELLの両規格をクリアし、モータースポーツ用としても使用できるMFJ公認となっている。フラッグシップのレーシングモデルとまではいかないけれど、ベーシックよりワンクラス上のものが欲しい、そんなライダーにおすすめしたいヘルメットだ。
ヘルメットで最も風圧のかかる前頭部に、3ヶ所のダイレクトタイプのインテーク「トライレクトエアインテーク」を設置。風洞実験から導きだされたデザインで、額に走行風を感じるほどの吸入量を実現している。
V字型ベンチレーション「アローボーテックスベンチレーション」は、エアロフォルムを採用し、ヘルメット内部の熱気や湿気などの排気効率向上だけでなく、高速走行時の安定性向上にも寄与しているのが特徴だ。
前モデルであるX-8シリーズやベーシックグレードのZ-5などと比較すると、ヘルメットのあご先が絞り込まれているほか、ヘルメット後頭部のリブ形状などが異なり、空気の流れを意識した形状となっている。
シールド部分には、ワンタッチで取り外せるSHOEI独自のCX-1VシールドとQ.R.V.を採用。ロック部分が外側から確認しながら作業が行えるので、簡単にシールド交換が可能だ。また、ベース部にはシールドロック機能もあり。
ウレタン層の弾力だけにたよらず、内面形状をよりヒトの頭部形状に近づけたライナーと、立体形状でデザインされた最新型内装「3DフルサポートインナーTYPE3」を採用。かぶり心地のよさを追求している。
SHOEI独自の構造である、AIM+を採用した帽体は軽量でありながら剛性と弾性にすぐれ、安全性が高い。国内規格であるJIS規格、国際規格で最も厳しいとされるSNELLをクリアし、レースに使用できるMFJ公認も取得している。
フラッグシップモデルであるX-Elevenの開発コンセプトの流れを汲み、最先端エアロダイナミックスフォルムと安全性・快適性を追求して開発されたフルフェイスヘルメット
メーカー希望小売価格/¥43,050
問合せ先/SHOEI
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!