掲載日:2016年03月15日 バイク用品インプレッション
撮影・文/野岸 泰之
SPIDIは1977年にイタリアで創業したバイク用品メーカー。当初はレーシンググローブの生産からスタート、80年代にはレザースーツやバイクウェアも販売するようになり、多くのGPライダーをサポートするなど、クオリティの高い製品を世に送り出している。もちろん、革製品についても評価が高い。「STORMY LEATHER JACKET LADY」は、そんなSPIDIがリリースしたレディース専用のライディングジャケットだ。
外観は女性特有の優しいボディラインにフィットする立体的なフォルムで、ウエストがシェイプされ、すっきりしつつもエレガントな雰囲気を持っている。特徴的なのは、前面左右と後ろ中央に備わっているファスナー。これを開閉することにより、ウエストや腰回りのフィット感を調整することができるのだ。例えばライディング中は閉めて体にフィットさせ、バイクを降りたら開けてリラックスさせるなど、体形や姿勢に合わせて自由に調節が可能。また、可変部分は色が変えてあるので、ファスナーの開け具合によってデザイン的にも変化が楽しめるようになっている。このあたり、さすがイタリアンデザインらしい、遊び心も添えられている。
素材は100%羊革を使用。革の厚さは0.8mmで、革の持つ安心感をキープしながら、非常にしなやかな作りとなっている。着心地は非常に軽く、革が柔らかいため、吸い付くように体にフィットする。レザージャケットというと重くてゴツいイメージがあり、敬遠してきた女性ライダーも多いかもしれないが、このSTORMY LEATHER JACKET LADYならそんな心配は無用。とても着やすく、すぐに体に馴染んでくれるはずだ。
もちろん、ライディングウェアとしての機能も持ち合わせている。肩と肘には着脱可能なプロテクターを標準で装備。オプションで脊椎プロテクターも装着が可能で、安全面にも配慮している。また、ファスナーで着脱可能なサーマルインナージャケットを標準装備。薄くしなやかだが保温性に優れており、簡単に取り外せるため、ツーリング先での気温の変化などに柔軟に対応できる。また、胸の左右には2つのポケット、裏側にはファスナー付きの内ポケットも装備している。
ファッショナブルかつ、スポーティで飽きのこないデザインのSTORMY LEATHER JACKET LADYは、どんなマシンやライディングシーンにも似合う、オールマイティなジャケットといえるだろう。
前面の左右と後面中央の腰部分にはファスナーを装備。サイズや着用感を調整するアジャスターとしてだけでなく、デザイン上のワンポイントにもなっていてオシャレだ。
肩と肘にはそれぞれ着脱式のプロテクターを標準装備。パッドはシリコン系のセミハードタイプで、しなやかだがしっかりとしたもの。オプションで脊椎プロテクター装着可能となっている。
内側にはファスナーによって簡単に着脱可能な、ライナータイプのサーマルインナージャケットを装備している。薄くしなやかだが保温性は高く、さまざまなシーズンに対応できる。
メインの素材には0.8mmの羊革を採用。着用感は非常にしなやかで軽く、体にとてもフィットするため肩こりなどの心配も少ない。アジャスターファスナーも含め、ライディングを妨げない作りだ。
ベースとなる革はブラックで同じだが、裾や袖部分の、ファスナーを開けた内側の可動部分はホワイトとグレー、2種類が選べる。胸上部の斜めのファスナー部分はポケットだ。
SPIDIのレディースアパレルにはメッシュモデルのジャケットやグローブ、レインウェアなどもラインナップ。メンズ用にはほかにパンツなどもあり、今後もアイテムは増える予定だ。
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