掲載日:2012年12月07日 バイク用品インプレッション
撮影・文/野岸 泰之
価格もこなれ、ポータブルタイプの種類が増えたことで、最近ではバイク乗りにもかなり浸透してきたな、と感じるのがカーナビだ。とはいうものの、マシンにガッチリ固定したまま、という人は少数派でツーリングなど必要な時だけ設置する、という人がほとんどだろう。また、カーナビの代わりにスマートフォンのナビソフトを利用する、という人も珍しくない。そんな「ナビちょい付け派」におすすめなのが、今回紹介するデグナーのNB-75 ナビタンクバッグだ。
これはその名のとおり、ナビやスマートフォンを手軽に愛車に搭載できるタンクバッグ。薄めで小型のアウターバッグの中にもう一つ、クリアトップの小さなケースが入っていて、ここにポータブルナビやスマートフォンを入れる。ナビゲーション時にはこれをアウターに立て掛けるように固定して使う、というものだ。
タンクとの固定は4つの吸盤を使用。一般的なスチールのほか、樹脂やアルミなど、タンクの素材を選ばずに取付が可能だ。吸盤は可動式の強力なタイプで、一度取り付ければタンクにしっかりとフィットし、グラつくことはない。ただ、タンクの形状によっては不向きなものもあるので、自分のマシンにフィットするかを事前にしっかりとチェックしたいところ。
ナビケースのクリアトップはタッチパネルに対応したタイプで、クリアカバーの上から操作することが可能。端末はクロスバンドでしっかり保持され、ケースの中で動く心配はない。また、端末はバッグの底に置かれるのではなく、バッグ内に硬めの台座が一枚あって、その上に固定されるため、端末がバッグ内に潜ってしまうことがなく、乗車姿勢での視認性、操作性ともに良好だ。しかも縦、横両方の設置に対応し、ポジションに応じてベルクロで角度を調節できるなど、使い勝手のいいフレキシブルな固定方法となっている。
取り付けも取りはずしも、ワンタッチでとても簡単なため、ナビは使いたいけど本格的な固定は面倒、あるいは見知らぬ土地へのツーリングなど、必要な時だけスマートフォンで手軽にナビをさせるだけでいい、なんてライダーには最適のバッグといえるだろう。
インナーケースの背面とアウターバッグの手前側にはコードホールを装備している。端末からのイヤホンコードやバイクから電源を取る際のコードなどを、スッキリとまとめることが可能だ。
一般的なポータブルナビに対応する横置きのほか、スマートフォンなどを使用する際に便利な縦置きも可能となる。いずれの場合もベルクロでガッチリと固定され、グラつきは気にならない。
ナビケースにはフックつきの脱落防止ベルトを装備。バッグの台座部分にあるDリングに装着しておけば、万一ベルクロがはがれたとしても、ナビがバッグから落ちるのを防ぐことができる。
バッグ本体の外側底面には、強力な吸着力を誇る4つの吸盤を装備。吸盤はそれぞれ360度自由に可動するようになっており、タンクの形状に合わせて最適なフィッティングができる仕組み。
本体のふたの裏に当たる部分と、インナーケースの背面にはそれぞれいくつものベルクロテープが縫い付けてあり、どの位置に固定するかで、画面の角度を最適な位置に調整可能。
雨天時はナビをバッグ内に収納するため使用することはできないが、全体を覆うレインカバーが付属しているので安心。ショルダーベルトも付くので、観光地などで持ち歩くにも便利だ。
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