デイトナ ユーティリティネットII

掲載日:2011年02月21日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

ネットだけど網じゃない!?
荷物をキャッチする伸縮素材

ツーリングの楽しみといえば、絶景、温泉、グルメなど様々だが、欠かすことの出来ない重要事項といえばお土産だ。楽しかった旅の思い出を持ち帰るだけでなく、家で待っている家族を喜ばせるために、というより今後も気持ちよくツーリングに出掛けるためのサービスとして、無くてはならない存在だ。ところが、大型ツアラーやビッグスクーターならパニアケースや収納スペースが備えられているものの、ネイキッドやスーパースポーツを中心とした大半のバイクでは、荷物を持ち帰るのは大変だ。ライダー自身がショルダーバッグなどを駆使して背負う場合、一日走り回って疲れきった身体に、更なる負担を強いる事になってしまう。そこで人気があるのは荷物をタンデムシート上に括り付けるツーリングネット。ある意味伝統的なアイテムではあるが、中でもデイトナからリリースされているユーティリティネットは、これまでとは一風変わった商品として評判だ。

商品名にも使われている「ネット」という言葉からは網目状の製品をイメージしてしまうが、実際この商品には伸縮素材のシートが用いられている。最大のメリットは荷物に応じて素材が変形してくれることだろう。例えば、ご当地物のポテトチップス、温泉饅頭、ついでに絶景を水墨画で描いた掛け軸を購入したとしよう。ネットの場合、袋状のお菓子と饅頭箱は重ねて固定できるとしても、筒状の掛け軸はネットの隙間から抜け落ちないか心配になる。しかし一枚の生地なら全てをまとめて覆ってしまえば万事解決。全体の締め付け具合は前後2ヶ所でゴム調整ができるため、荷物の大小もカバーしてくれる。

中から飛び出ないということは、外からも侵入しないとうこと。つまり、防水性の高い生地を採用したことで、全体を覆ってしまえる小さな荷物なら、荷物が濡れにくくなると言うこと。もちろん激しい雨は隙間から侵入してしまうだろうが、突然の小雨なら持ちこたえてくれるだろう。

使用しないときは小さく畳めば、ジャケットのポケットに収まるほどコンパクト。帰宅後のフォローまで考えた「デキるライダー」になるために、是非とも試していただきたい便利ツールだ。

デイトナ ユーティリティネットII Detail Check!!

ユーティリティネットIIはLサイズとMサイズがラインナップされている。パッケージには積載荷物イメージが書かれているのでサイズ感が判り易い。

判り易いパッケージ

ユーティリティネットIIはLサイズとMサイズがラインナップされている。パッケージには積載荷物イメージが書かれているのでサイズ感が判り易い。

Mサイズは400×500mmで、Lサイズは420×600mm。数値にすると僅かな差だが、荷物量は大きく異なる。今回はLサイズでインプレッションを行った。

サイズは2種類

Mサイズは400×500mmで、Lサイズは420×600mm。数値にすると僅かな差だが、荷物量は大きく異なる。今回はLサイズでインプレッションを行った。

買い物袋やボストンバッグなど、ライダーが背負うことが出来ない荷物を運ぶのに便利。今回は目安容量より少し大きめの手提げバッグで試してみた。

今回使用した荷物

買い物袋やボストンバッグなど、ライダーが背負うことが出来ない荷物を運ぶのに便利。今回は目安容量より少し大きめの手提げバッグで試してみた。

伸縮性の素材を採用しているので、荷物の形状に合わせて伸び縮みする。ゴム紐はかなり長めの設定だが、まずは緩くても軽く引っ掛けておけばOK。

簡単に積載させる工夫

伸縮性の素材を採用しているので、荷物の形状に合わせて伸び縮みする。ゴム紐はかなり長めの設定だが、まずは緩くても軽く引っ掛けておけばOK。

6箇所のフックを引っ掛けた後に、ゴムの長さを調節して固定する。この方法により積載途中での荷崩れも起こりにくい。

荷崩れしにくいポイント

6箇所のフックを引っ掛けた後に、ゴムの長さを調節して固定する。この方法により積載途中での荷崩れも起こりにくい。

一般的なツーリングネットと異なり網目ではないので荷物は飛び出さず、小さな荷物なら包み込むことで安定度も増す。防水素材で濡れにくいのも◎。

雨でも濡れにくい

一般的なツーリングネットと異なり網目ではないので荷物は飛び出さず、小さな荷物なら包み込むことで安定度も増す。防水素材で濡れにくいのも◎。

デイトナ ユーティリティネットII

価格/Lサイズ/1,785円、Mサイズ/1,680円

問合せ先/DAYTONA

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