デイトナ BM STATION

掲載日:2007年07月19日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

ライディング中に会話できる
高性能マイク&アンプ

「バイクは一人で走るもの」。

そう言うバイク乗りは多い。確かにそういうときもある、が走行中に同伴者やタンデムライダーと会話できた方が…そりゃあ便利だろう。タンデムライダーがトイレに立ち寄りたいとき、お尻が痛いから休憩したいとき、一緒にツーリングしているライダーからのルート案内など"あったらいいな"は多数存在する。運転しながら、安全に会話できたらツーリングの利便性、楽しみは多いに向上するのだ。そこで当編集部は数あるライドコムの中から、DAYTONA製「BM STATION」をチョイス。実走テストを行った。

「BM STATION」をチョイスした理由は、コンパクトなサイズと使いやすさから。アンプが非常にコンパクトなため携帯が苦にならない。しかも、単三電池2本で使用できるためツーリング中に電池が切れても換えの電池の入手もしやすい。オプションの装備を使用すれば車載バッテリーから電源を取ることも可能で、ヘビーユーザーにも安心だ。また、マジックテープで脱着可能なマイクとスピーカーも程よいサイズでヘルメット内で邪魔にならない。マイクは「風切り音防止回路」を内臓しているため、高速走行時もクリアな会話を拾ってくれるのだ。「BM STATION」には幅広いラインナップが用意されており、タンデムライダーとの会話に限定した製品に始まり、オーディオ、携帯、トランシーバーを接続可能なラインナップが用意されている。使用する用途に合わせて製品を購入できるのは嬉しいところ。

マイクとスピーカーの性能を確かめるため、今回はタンデム専用の「BM STATION type3」をテストしてみた。フルフェイスヘルメットを使用すると静粛性が高いため問題なく使用できてしまうため、シールド付きのジェットヘルメットでテストを行った。まず一般公道でのテストから法定速度内での使用だと少々の風切り音は拾うものの、音声は非常にクリアに聞こえる。タンデム側より運転するライダー側の方が風切り音が強いかと思われたが、タンデムライダーのスピーカーからもクリアな音声が聞こえるとのこと。次に高速走行でのテストを行ったが、80kmを越えた走行ではさすがに風切り音が激しくなり、やや大きな声で話さないと聞こえづらくなってくる。これはシールド形状やマイク位置によっても違うと思うが、快適な会話を行うのであれば…高速走行時はフルフェイスヘルメットを使用した方がいいかもしれない。いずれにせよ、ライドコムでの会話が可能になれば走行中のくだらない会話も増え、いつもの道がもっと楽しくなる。会話のON/OFFはアンプ手元のスイッチで行うため、一人の世界を楽しみたければアンプをOFFにしておけばいい。「BM STATION」これは一度使用するとクセになるアイテムだ。

デイトナ BM STATION

単3電池2本で稼動するスーパーアンプ。アルカリ電池なら最長17時間使用可能だ。軽量、コンパクトなため、ポケットにも無理なく収まるサイズだ。

軽量コンパクトな
スーパーアンプ

単3電池2本で稼動するスーパーアンプ。アルカリ電池なら最長17時間使用可能だ。軽量、コンパクトなため、ポケットにも無理なく収まるサイズだ。

走行時の風切り音を低減する高性能マイク。マイク位置を容易に調整できるフレキシブルアームを採用しているため、好みの場所にマイクを調整できる。

風切り音防止回路内臓
高性能マイク

走行時の風切り音を低減する高性能マイク。マイク位置を容易に調整できるフレキシブルアームを採用しているため、好みの場所にマイクを調整できる。

会話音声から音楽まで楽しめるクオリティの高いスピーカー。脱着はマジックテープで行うため、使用しないときの取り外しを容易に行えるので非常に便利だ。

邪魔にならない
薄型スピーカ

会話音声から音楽まで楽しめるクオリティの高いスピーカー。脱着はマジックテープで行うため、使用しないときの取り外しを容易に行えるので非常に便利だ。

デイトナ BM STATION

多くのライドコムが市販される中で、サイズ、扱いやすさ、クオリティのバランスが非常に高いBM STATION。豊富なラインナップの中からライダーが希望する使用用途のモノを選択できるのは嬉しいところ。このアイテム1つでツーリングの楽しみ方が大いに広がることは間違いない。

種類/type1~type11まで(ヘルメット種別、使用機能によって選択)

詳細/商品サイト

価格/24,150円~(税込)

購入/お近くのパーツ量販店にて

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