ヤマハ OV27TT-R

掲載日:2009年10月22日 プロが造るカスタム    

ヤマハ OV27TT-R

遂にオーヴァーレーシングも本気モードに突入!!
ヤマハエンジン搭載の「OV27TT-R」デビュー

ホンダNSF100やNSR+ホンダ縦型エンジン搭載車、さらには、台頭が著しいカワサキKSR110に占領されつつある2007年度鈴鹿ミニモト4耐パドック内で、異彩を放っていたマシンがこれだ。過去にはヨーロッパスーパーモノ選手権にエントリーし、見事シリーズチャンプにも輝いたオーヴァーレーシングが、そのチャンピオンマシンであるOV20XTZのフレームを踏襲した、OVシリーズ最新モデルを開発したのだ。

 

ヤマハTT-R125系エンジンを搭載したこのモデルの名は「OV27TT-R」。オーヴァーレーシング代表の佐藤社長によれば、「ミニモトのエントラントの中にも数多くのヤマハファンがいます。もちろんカワサキファンも多くて、その証拠がKSR110のエントラント増加ですよね。エンジンパーツが開発されてパワーアップが現実になれば、当然に注目度は高くなりますよ。KSRが良い例ですね。今後はTT-Rのエンジンパーツも開発を積極的に進めて、もっと馬力を得られれば、今はホンダに乗っているヤマハファンにも注目されると思います。だからこそTT-Rを速くしたいんです。それに、そもそも125ccなので、エンジン強度も圧倒的に高いはずですし、ハイカム、ハイコンプピストン、クロスミッションの3点セットで相当なパワーアップを期待できます。ホンダ縦型エンジンよりもローコストで楽しめるようになるのは間違いないと思います」と、興味深いお話を聞く事ができた。

 

とはいえ、ホンダファンを無視できないので、同フレームにはホンダ縦型エンジン用もラインナップされている。足回りパーツにはNSF&NSRミニ用をボルトオンできるので(ガソリンタンクも同様)、ベースマシンを持つミニモトファンにとっては、実に魅力的なフレームキットと言えるだろう。

OVER RACING OV27TT-Rの詳細写真は次のページにて

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