ホンダ NSR-F

掲載日:2009年10月27日 プロが造るカスタム    

ホンダ NSR-F

K-MAX&SHIFTUPのコラボチーム
「ER仕様」のロングストロークエンジンで2分56秒台をマーク!!

ヤマハのワークスライダーを務めた芳賀健輔さん率いるK-MAXレーシングと、モトメンテナンス誌でもお馴染み、大阪のシフトアップによるコラボレーションで結成されたのが同チームだ。ビッグボア&ショートストロークの回転馬力「至上主義」のミニモトシーンにおいて、シフトアップが提唱するER(エンデュランスラン)=ロングストロークエンジンを搭載しているのが、このマシンの大きな特徴と言えるだろう。

 

エンジン開発を担当したシフトアップによれば、リストリクターによる吸入制限が導入された結果、吸入充填効率に優れたロングストローク仕様ならば「その特徴を生かせる。ある程度は戦うことができるのでは?」と考え、エンジン開発を進めた。とはいえ、現在でも開発は途上中であり、ミッション系パーツを始め同社が開発に至っていなパーツは、他社製パーツをチョイスしているのが現状である(フライホイールはノーマル!!)。シフトアップ製パーツに関しても、組み込み部品はすべて市販品だ。今回のレースで得た結果をもとに、今後さらにニューパーツを開発する準備を進めている。

 

エースライダーの山本選手によって、2007年の鈴鹿ミニモトでは2分56秒台という立派なタイムを決勝レース中に幾度とマークした同エンジン。鍛造ハイコンプピストンとエボリューションヘッドの組み合わせによって、レース中はMAX12,000rpm強まで回し、決勝14位で走り終えたエンジンをレース後に分解点検しても、大きな問題は無かったそうだ。

 

まだまだ開発途上のロングストロークエンジンで、一応の結果を得ることができたK-MAX/NSR-F。燃費にも強いことが証明されているロングストロークエンジンで、パワフルな走りが可能。ということは、東のDE耐!エントラントにとっても、今回の結果は間違いなく参考になるはずだ。

K-MAX NSR-Fの詳細写真は次のページにて

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