



掲載日:2012年09月19日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/河合 宏介

フレームマウントの55W/55Wのデュアルハロゲンライト。点灯時には、左側がLo、右がHighビームになる。ライトの上のメッシュグリルの中に、水冷のラジエーターがある。

中央にマイル表示も併記されたスピードメーターがあり、その下にデジタルで時計、積算/距離計、燃料計が表示される。右側は水温計、そして左に回転計がある。

フロントにはφ273ミリのディスクローターが装備される。ローターの内側をキャリパーが挟んでいる変わった構造だが、素直な効きをする。

ハンドル左側のスイッチは、一般的な配列なので操作しやすい。キーをオンにして、シートオープンの黄色いスイッチを押すとシートのロックが外れる。

ハンドル右側の操作ボタンは、セルモーターとハザードライト。赤いスイッチは、キルスイッチではなくハザードのスイッチだ。

メインキーの操作で給油口が開く。フロントのコンパートメントには、コンビニフックと小物入れ(しかしコインくらいしか入らないサイズ)がある。

ゆったりした大きなサイズのシート。小さくともバックレストがあるので、タンデム走行も快適。内部のスポンジと表皮の接着が悪いので、お尻がズレる。

メットインスペースの容量は原付トップクラスといえる、およそ40リットルある。ジェットヘルメットを無造作に置いても問題なく収納できた。付属工具は、プラグレンチと、プラスとマイナスのドライバー。

テールランプとウインカーは大型で被視認性に優れている。それはリアカウルと一体化したデザインなのでスタイリッシュだ。

ゆったりと広いフルフラットのフロアには、前後に2カ所のコンビニフック(前側は格納式)がある。タンデムステップはワンタッチで出し入れできる。

セラミックコートのシリンダーを採用した水冷エンジンで、ノイズも振動も少なく高出力。元気な排気音で走る気にさせてくれる。φ200mmのディスクブレーキはジワリと効く。

3段階のイニシャル調整のついたリアサスペンション。ソロやタンデム、積載量などの変化に対応できる機能だ。








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