PGO TIGRA125
PGO TIGRA125

PGO TIGRA125 – スポーティな新世代スクーターが誕生

掲載日:2011年09月27日 試乗インプレ・レビュー    

PGO TIGRA125の試乗インプレッション

PGO TIGRA125の画像

最高速までよどみなく加速するパワー
しっかりとした足回りとブレーキ性能

レース活動を積極的に展開しているPGOがサーキットで培わった技術で開発したTIGRA125の新型水冷エンジンは、最高出力は9.9kW/8,750rpm、馬力表記すると13.5馬力を誇る。このハイパワーのおかげで、ゼロスタートで他車に遅れをとることもなく、そこから一気に高速域まで到達する高次元の加速感が生み出された。加えて、トルクも太いため最高速までの到達時間が短いのが印象的だ。ジワジワと速度が伸びるのではなく、ズバッと最高速に到達してくれる。仮にクローズドエリアで充分な長さの直線があれば、スピードメーターは110キロを越えて表示することだろう。

PGO TIGRA125の画像

それほどまでの高速域でもアクセルを開け続けられるのは、フレームや足回りの安定感が高いことに尽きる。ハイスピードでもハンドルのブレは起らず、車体がヨレる気配もない。また、減速してからアクセルを開けつつコーナリングをするといった場面でも、抜群の安定感がある。スクーターは構造上重いエンジンが後ろにあるため、フロント加重が少ないのが普通だが、TIGRA125はアクセルを開けている状態でも、フロントタイヤの接地感を強く感じることができ、ライダーに大きな安心感を与えてくれるのである。

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都内近郊と周辺市街地を200キロほど走り、満タン法で測った燃費は37km/Lだった。アクセルを開けて走るのが楽しいマシンなので、走り出せば即全開という乗り方でもこの燃費だ。スロットルの開閉にリニアに反応するエンジンは気持ちよく、回転が上がるのを待つもどかしさはない。また、ウォータージャケットの効果か、アクセルを開けた時でもエンジン音や振動がこれまでの空冷マシンに比べて軽減されている。総合的に見て、ティグラ125は実用的な装備を損なわずにスポーティな走りを存分に堪能できるスクーターだと感じた。

PGO TIGRA125の詳細写真は次ページにて

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