PGO TIGRA125
PGO TIGRA125

PGO TIGRA125 – スポーティな新世代スクーターが誕生

掲載日:2011年09月27日 試乗インプレ・レビュー    

パワフルな水冷4ストエンジンを搭載
スポーティな新世代スクーターが誕生

スポーツマインドあふれるスクーターをリリースし続けるPGOが、「最強の水冷エンジン搭載」と銘打って2011年春に日本で発売開始したのが『TIGRA125』だ。このモデルは台湾や日本のみならず、世界53カ国でも販売されているクローバルモデルでもある。スペックを見る限り、125ccカテゴリーでトップクラスの実力を与えられたことは明確。モデル名の『TIGRA』とはラテン語で虎を意味し、英語の『Tiger』の語源にもなっているが、まさにその名の通りの力強さをうかがえるスクーターといえる。

TIGRA125のパワフルさの根源となっているのが、PGOが「最強」と記すほどの性能を誇る新開発の水冷エンジン。その実力を裏付けるかのように、原付2種のカテゴリーでは珍しく、リアにもディスクブレーキを採用させている点も見逃せない。さらに大容量メットインスペースやDC12V電源を標準装備するなど、充実装備も魅力のひとつ。原付2種ツアラーと呼んでも過言ではないマシンに仕上げられたTIGRA125を体感してみよう。

PGO TIGRA125の特徴

PGO TIGRA125の画像

エッジの効いたシャープなデザイン
毎日の使い勝手を考慮した実用装備

大柄なボディだが、取り回した印象では、重心も低くハンドルの切れ角も充分なため押して移動させるのも容易だ。乗車してみると、シートの端が斜めに大きくカットされているので身長163cmの私でも足付きに不安はない。シートの表面には滑り止めのエンボス加工が施され、さらにスポンジに適度の厚みと弾力があるので、長時間運転しても疲労度は低く抑えられている。

PGO TIGRA125の画像

キーをオンにすると、メーターパネルにはLCDメーターが青白く点灯する。認識性のよいアナログ式のタコメーターが大きなスペースをとっているのは、このスクーターがスポーツモデルであることを強調しているのだろう。エクステリアを見渡すと、フロントフェンダーやバックミラー、そしてフロントグリルなどはエッジの効いた直線的なデザインで統一されている。大きく前に伸びたフロントグリルにはエンジン冷却のためのラジエターがビルドインされているが、意識しなければラジエターの存在に気付くこともないだろう。なお、このフロントグリルの防風効果は高く、まるで風防が付いているかと思わせるほどだ。

PGO TIGRA125の画像

防犯シャッター機能を備えたイグニッションキーは、ハンドルロックやシート・給油口のオープンなど、すべての操作が可能な集中ロック式。このため、エンジンをかけている状態でもシート下のスペースに荷物を収納することが可能だ。このシート下のメットインスペースは、小さなヘルメットなら2つ収納できる容量がある。なお、試乗が夏だったこともあるが、このメットインスペースは熱がこもりがちな印象を受けた。熱に弱いものの収納には十分な配慮が必要だ。メットインスペースの後部にはDC電源のシガーソケットが装備されているので、走りながら携帯電話などの電気製品の充電ができる。さらにシガーソケットの横にはメイン電源のスイッチがある。これをオフにしておけば、エンジンは始動しない。簡単な仕組みだが防犯効果は高いと思う。

PGO TIGRA125の試乗インプレッションは次ページにて

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