ホンダ リード・EX
ホンダ リード・EX

ホンダ リード・EX – 実用重視の原付2種スクーター

掲載日:2010年07月08日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

ホンダ リード・EXの特徴

ホンダ リード・EXの画像

クラス最大のシート下収納
熟成されたユーザビリティ

リードEXの大きな魅力として、ユーザビリティの高さが上げられる。特に収納力は原付2種カテゴリでもトップクラスで、シート下収納は35リットルと大容量。ビッグスクーターのようにフルフェイスヘルメットを二つ収めるのは難しいが、フルフェイスヘルメット+ハーフキャップヘルメットなら十分に入る。段差が少ない形状となっているため、長さのある荷物でもスムーズに収めることが可能。原付2種スクーターはシート下収納を標準装備しているが、形状と容量を比較するとリードEXが一歩リードしていると言って良い。また、標準装備のキャリアはシートのタンデム側と高さが合わせられており、こちらにも大きな荷物を積載することができる。大容量のシート下収納と組み合わせれば、買い物などで不便を感じることはまず無いだろう。

ホンダ リード・EXの画像

タンデムでの居住性に力を入れているのも、リードEXの特徴。ロングサイズのシートは座り心地が良いだけでなく、タンデム時にパッセンジャーとの過度な密着を強要されない。収納式のタンデムステップは幅広で安定感があり、キャリア兼用のタンデムグリップも握り易い形状となっている。また、先代のリード110からリードEXにモデルチェンジした際に、モールの位置が後ろへと移動されており、パッセンジャーの内股に当たり難いようになっているのもポイントだ。

ホンダ リード・EXの画像

一方で、先代モデルと比べて物足りない部分も存在している。以前はゆとりのあったフロントコンパートメントだが、半分が完全に書類入れとなってしまい、残されたスペースも形状の問題で使い難い。ワンタッチで使える収納場所だけに、ここは以前の容量をキープして欲しかったところだ。また、価格を抑えた影響でマフラーガードなどが簡略化されているのも残念な部分。とは言え、2万円以上リーズナブルになって新型ブレーキを採用していることを考えると、個人的には許容範囲と感じた。そう言った部分を踏まえても、リードEXは便利で快適、そして手軽という原付2種に求められる要素を十分に満たしている。まさに優等生と言える1台だ。

ホンダ リード・EXの詳細は次ページにて

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