
掲載日:2010年01月06日 試乗インプレ・レビュー
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
Dトラッカーの装備で特に注目したいのは贅沢な足回りです。フロントには35mm径の倒立フロントフォーク、リアには窒素ガス封入式のシングルショックを採用したユニトラックサスペンションを採用しており、高い走行性能を実現しています。ブレーキも前後ともディスクブレーキで、ローターもペータル形状のものを標準装備。このクラスの国内メーカー製スポーツモデルの中で、もっともゴージャスな仕様となっています。
シンプルで高い信頼性を誇る空冷単気筒SOHCエンジンとフューエルインジェクションの相性は良好で、燃費は実測で1リットルあたり40kmを達成。タンク容量は7リットルですが、無給油で200km以上の走行が可能です。もちろん、ただ燃費が良いだけでなく「走りの楽しさ」も重視しており、回して遊べる特性になっています。思い切り回して遊んでも低燃費という、理想的なエンジンと言えるでしょう。
2輪メディアで発表されて以来注目を集めていたDトラッカー125ですが、その走りの実力は予想以上。発売までは「便利な街乗りバイクかな」という印象でしたが、実際に乗ると走って楽しいスポーツバイクであることを感じました。大き過ぎず小さ過ぎない車体は扱い易く、恐怖感が少ないため走ることに没頭できるのもDトラッカー125の美点かもしれません。毎日の足としてだけでなく、ワインディングを気持ちよく走るマシンとしても、高いパフォーマンスを持っています。
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