
掲載日:2009年07月26日 試乗インプレ・レビュー
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
スーパーカブ50やリトルカブでは3速ミッションを採用していますが、排気量に余裕があって制限速度も違うスーパーカブ110は4速ミッションを採用しています。4速に入れれば低めの回転数で時速60km巡航が可能なため、エンジンにかかる負荷と燃費を抑えた走りを実現。また、発進と変速にそれぞれ独立したクラッチ機構を備えた2段クラッチシステムを採用しているのも特徴です。
これまでのスーパーカブは、フロントサスペンションにボトムリンク式を採用してきました。しかし、スーパーカブ110では一般的なバイクと同じように、テレスコピックフォークを装着。路面追従性やクッション性が高まり、より安定感のある走りを実現しています。また、ルックスもこれまでに比べてスマートに仕上がっており好印象。このモデルが新世代あることを感じさせる、注目の変更点です。
今回の試乗を行うまで、すでにスーパーカブは完成しきったバイクだと思っていました。しかし、スーパーカブ110は今までとは違う、全く新しい1台として生まれ変わっています。走行性能や快適性、安定感など、これまでの良いところはそのままに全体をレベルアップ。原付2種カテゴリにこのモデルが登場したことで、ビジネスバイクのスタンダードが塗り替えられる可能性さえあります。毎日使う足バイクからビジネスパートナー、果てはツーリングの相棒としても使えるだけの性能をもったスーパーカブ110は、今一番乗ってみて欲しい原付バイクです。
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