掲載日:2012年12月17日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ベスパと言えばイタリアンスクーターの代表的なブランドです。古くはアメリカの映画「ローマの休日」に、日本では松田優作のドラマ「探偵物語」に登場するなど、いつの時代もおしゃれな存在として注目されてきました。ここで紹介するのは、そのベスパが現在ラインナップしている125ccスクーターのなかでもスタンダードな一台、LX125です。
1946年に登場した初代のベスパは、スチールモノコックの車体やハンドシフト、後輪の上に配置されたエンジン、フロントの片持ちリンクアームといった特徴的なメカニズムを持っていました。現在のLX125にも、その伝統的なメカニズムの一部は引き継がれています。例えばスチールモノコックボディや片持ちのリンクアーム式フロントサスペンションがそうです。またエレガントな車体のスタイリングも、ベスパの伝統と言って差し支えないでしょう。
LX125に搭載するエンジンは水冷4ストロークの単気筒です。SOHCの3バルブ式シリンダーヘッド、電子制御式の燃料噴射システムなどを採用した新しい世代のもので、低燃費とローエミッションを両立しています。また最高出力は8.5kW、最大トルクは10.7Nmとパフォーマンスも十分です。
トランスミッションは無段階変速のオートマチック式、クラッチは自動遠心式ですので、運転操作はシンプルです。車体サイズは全長1770mm、全幅740mm、全高1140mm、シート高は785mm、乾燥重量は110kg。気軽に乗れる移動手段としても大いに活躍してくれるはずです。
車体カラーはバルカンブラック、モンテホワイト、ドラゴンレッド、ミッドナイトブルー、ポルトベネレグリーンの5タイプをラインナップ。お値段は39万8000円(メーカー希望小売車両本体価格、消費税込み)です。
ベスパPXシリーズのスタイルを受け継ぐ、インドLML社のスクーター。エンジンは4ストローク125cc、スチールボディやハンドチェンジの4速ギアなども特徴。
LX125と同じエクステリアデザインを持つ50ccのスクーター。LX125が4ストロークエンジンなのに対し、こちらは2ストローク。始動方式はセルとキックの併用。
レトロ調のデザインが特徴のファッショナブルな台湾製スクーター。扱いやすいコンパクトな車体に、環境性能に優れた4ストローク125ccエンジンを搭載する。
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