掲載日:2011年09月07日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
上記「掲載日」はバリエーションモデル追加日です。本バイク購入ガイドは2011年6月29日に掲載されたものです。
文/杉山 研二
バーディーは、商店などで業務用として使われるビジネスバイクです。1973年の発売から、時代とともに進化を遂げながら作り続けてきました。搭載するエンジンは当初2ストロークのみでしたが、後に4ストロークエンジンのモデルも追加しています。
旧来の古典的なデザインから、新しい車体へと大幅にモデルチェンジしたのは2004年11月のことでした。この新しいモデルでは、新設計のパイプフレームや新しいエンジンの採用、それに車体各部の改良などで、一層使いやすいビジネスバイクへと生まれ変わりました。
新エンジンは4ストロークで、発進と停止を繰り返すことが多い用途に合わせ、低中速の出力を向上しています。また放熱性に優れるメッキシリンダーを採用し、耐久性の向上、オイル消費の低減を図っています。さらにクラッチ板の剛性も上げてあります。
車体周りを見ますと、フロントのサスペンションは従来のボトムリンク式からテレスコピックに変えてあります。ホイールは小径の14インチを採用し、シート高を低くして足着き性を向上すると同時に、荷台も低くし積載性を良くしています。前後のフェンダーをポリプロピレン製にするなど、各部には防腐性と軽量化対策も行っています。低い重心に加え、軽量な車体に仕上がっていますので、扱いやすく、走行安定性に優れているのも新しいバーディーの特長です。
バーディーはその後、2008年3月にマイナーチェンジを行い、フューエルインジェクションを採用。優れた始動性と低燃費も実現しています。
なお2011年6月現在の同シリーズには、ベーシックな「バーディー50」、エンジン始動の簡単な「バーディー50セル付」のほか、「重荷用バーディー50」「新聞バーディー50」「新聞バーディー50グリップヒーター付」も用意。計5種類のバリエーションのなかから、用途に合わせて選ぶことができます。
フロントに横485mm、縦260mm、深さ234.5mmの大型バスケットを、リアには横398mm、縦524mmのキャリアを装備した新聞配達用のバーディーです。フロントには、暗いなかでバスケットを照らす手元灯も付いています。ホイールは、メンテナンス不要で剛性も高いキャストタイプを採用、タイヤはパンク修理の容易なチューブレスタイプです。大型サイドスタンドも付いていますので、積載時にも車体をしっかり支えます。メーカー希望小売価格は消費税込みで22万1550円、5段階調整が可能なグリップヒーター付きは23万6250円です。
足周りを中心に変更を施した重荷用のバーディーです。フロントフォークのインナーチューブにはブーツを付け、前後のホイールにはキャストタイプを採用しています。フロントのタイヤサイズは標準モデルよりも一回り太い80/90-14としていますので、これで前後タイヤのサイズは同じとなりました。また、大型のサイドスタンドも装備しています。メーカー公表値では、標準モデルに比べ、車両の全高、最低地上高、シート高ともに5mm高くなり、乾燥重量は5kg重くなっています。エンジン始動方式はキック式のみ、メーカー希望小売価格は消費税込みで21万5250円です。
タフな走りと低燃費、昔から変わらぬデザインが特徴。ビジネスバイクの代名詞的な存在といえる。2007年には電子制御フューエルインジェクションの採用で環境性能も向上した。
水冷4ストロークエンジンのビジネススクーター。乗り降りのしやすさや積載性を考えた車体、街中でのゴーストップや積載時、登坂時の性能を考慮したパワートレインを採用。
14インチの小径ホイールで足着き性が向上した、スーパーカブのバリエーションモデル。オシャレな街乗りバイクとしても人気が高い。インジェクション採用のエンジンを搭載。
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