掲載日:2011年08月31日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
上記「掲載日」はバリエーションモデル追加日です。本バイク購入ガイドは2011年3月7日に掲載されたものです。
文/杉山 研二
4ストローク125ccのエンジンを搭載するアドレスV125は、アドレスV100の後継モデルとして2005年に登場しました。コンパクトで軽量な車体に、力強いエンジンを組み合わせ、通勤用スクーターとして人気を誇っています。後に環境性能の向上や細かな改良などを加え、2011年3月現在販売されているモデルとなりました。
詳しく見てきましょう。エンジンは強制空冷の単気筒です。シリンダーは鋳鉄スリーブを廃したメッキシリンダーの採用で軽量化し、放熱性の向上により高い耐久性も実現しています。燃料供給システムには電子制御のインジェクションを用い、気圧、吸気温、スロットル開度、回転数などの走行状況をセンサーが感知し、コンピューターで最適な燃料供給を行います。その結果、常に快適なパワーフィールと優れた燃費を得ることが出来ます。カタログ上の定地燃費を見ても52km/Lと非常に良好です。最高出力は7.3kWと、このクラスとしては十分にパワフルなもので、97kgの軽量な車体はスムーズに加速し、市街地ではキビキビと快適な走りを実現します。
装備面では、シート下にフルフェイスヘルメットを収納できる大容量のトランクを用意しています。ハンドルの下には小物の収納に最適なフロントインナーラックを備えていますし、その内側にはレジ袋など掛けるためのコンビニフックもあります。シートの後ろにはリアキャリアがありますので、積載時はもちろん、タンデム時やスタンド掛けの際にはグリップとしても活用できます。キーシリンダーには盗難を抑止するシャッターも付いています。
アドレスV125の車体色は2011年3月現在、ホワイト、ブラック、シルバー、それにブラックメタリックの4色を用意しています。なお、同シリーズには上記の標準モデルのほか、装備の充実したアドレスV125Gリミテッド、車体デザインの異なるアドレスV125S、アドレスV125Sベーシックもラインナップしています。
アドレスV125Sと同時に発売となったベーシックモデルです。盗難抑制アラームとフロントの車名エンブレムを省いてあるほか、アドレスV125Sではクリアタイプを採用する前後ウインカーレンズをアドレスV125Sベーシックではカラードタイプとしています。これらの違いにより、車両のメーカー希望小売価格は消費税込みで25万950円と、アドレスV125Sに比べ1万500円もリーズナブルになっています。なお盗難抑止アラームは、アドレスV125Sベーシックにオプションとして装着することが可能です。
2010年8月に発売したニューデザインのアドレスです。インナーラックはタオルやペットボトルが出し入れしやすいオープンタイプを、コンビニフックは通勤バッグも掛けられる大型のものを採用するなど、使い勝手を考えた設計を取り入れています。インストルメントはLED照明の多機能メーターです。スピードメーターはアナログ表示で、右側のデジタル部分には時計やツイントリップ、燃料の残量も表示します。セキュリティ面では、シャッター付きキーシリンダーのほか、ハンドルロックと同時にアラームがセットできる盗難抑止アラームを採用しました。
3層マグネットの発電機で電力を確保し、グリップヒーターやシートヒーターなどを装備したのがGリミテッドです。グリップヒーターは、グローブをしたままでも操作しやすいプッシュボタン式のスイッチで5段階の温度調節が可能です。専用設計のナックルバイザーは高い風防効果を確保しながら、狭い駐車場でも隣りのバイクに引っ掛かりにくい形状としています。シートヒーターは、ハンドル手元にスイッチを設置し、一定の温度に達すると停止する自動温度制御装置も搭載しています。そのほか盗難抑止アラームやサイドスタンド、トランクスペースにはDC12Vのアクセサリーソケットも装備しています。
ゆとりある車体で通勤を快適にする125ccのスタンダードスクーター。シート下のヘルメットボックス、フロントのインナーポケットなどユーティリティー面も充実している。
アイドリングストップシステムを採用する125ccスクーター。「高い質感と先進スタイリング」をキーワードに開発され、動力性能と環境性能の両立、快適さと使い勝手の良さを実現している。
使い勝手の良い車体サイズ、シート下の大容量収納スペース、優れた燃費性能、スタイリッシュなデザインなどが特徴のスクーター。エンジンは110ccの水冷4ストローク。
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