“SR400”がもらえちゃう‼ 『バイク王』太っ腹っ! SR400プレゼントキャンペーン開催
掲載日/2023年2月24日
取材協力/株式会社バイク王&カンパニー
文/小松男 
構成/バイクブロス・マガジンズ
バイク買取り業界のパイオニアブランドである『バイク王』。日本中に渡って繰り広げられるネットワークの強い買取り力だけではなく、高い整備技術も注目されているビッグネームだ。そのバイク王が毎年開催している『CS(顧客満足度)コンテスト』の一環として、全国の整備チームが、毎回出されるお題に沿って、整備力を競い合う。そしてなんと、そのCSコンテストのために制作された「SR400」をプレゼントするキャンペーンが開催されることになった!


昨年末に開催されたバイク王CSコンテストで、寝屋川テクニカチームが製作したSR400。細部までしっかりと整備された極上車だ。これが今回プレゼントされることになった!

耳を疑うバイクプレゼントキャンペーン‼

まず今回のバイク王SR400プレゼントキャンペーンのことを知った時、私は耳を疑った。そんなはずはない、バイクブームと言われる昨今、新車はもちろん中古車であっても流通量が減少し、相場は高騰している。さらにネオクラシック系の人気や、生産が終了した“ヤマハ・SR400”とくれば「タダであげるわけがない!」と思ったのだ。

しかしバイク王はやってくれるようだ。今回プレゼント車両となっているSR400は、バイク王が毎年開催しているCSコンテストのために寝屋川テクニカチームが製作した車両だ。そもそもこのCSコンテストというのは、決められた題材に沿って、全国にあるバイク王のテクニカ部門が整備力を競い合うものだ。私自身毎回完成車両の取材をさせていただいているのだが、はっきり言ってすべての車両が“かなりやっている!”。

基本的には全部ばらす所からはじまり、エンジンのオーバーホール、フレームチェックや時には修正、足まわりのチェックや交換、さらにはカスタマイズまで。単に整備というよりもビルダー的な作業に近い。なので毎回とても感心させられるのだが、なんとその当該車両が今回プレゼントされるというのである。

CSコンテストの取材時のことを、今もよく覚えている。寝屋川テクニカチームのSR400は、一見するとただのノーマル車両に見えるが、良く見ると必要な部分は改良改善されており、ノーマルならではの良さをしっかりと引き出してきた車両だったということを。そのまま乗っても良し、SR400という素材を活かしたカスタマイズを楽しんでも良し、最高の一台なので、こういっては何だが私が欲しいくらいだ!


エンジンは一度下ろしてから、全部ばらして整備されている。細部まで手が加えられており、新車と同等か、それ以上にコンディションが良い状態だと言える。

フレームからタンクまですべてリペイントされた上に、シートなども新しいものに交換されている。新車製造が終了した今、こんな良い状態のSR400は、まず見る機会がない。

レンタルバイク無料券もある!

若者の免許取得率も上がってきているが、一度バイクを降りたものの再びライダーに返り咲きたいというリターン層も多い。そのような人たちからすると、SR400というのは、いつまでも乗っていたい相棒のような存在として目に映るかもしれない。バイク王SR400プレゼントキャンペーンは、バイクに乗るワクワクやドキドキが蘇ってくるような企画だと思えないだろうか。

応募方法は簡単で、2023年2月24日(金)〜4月20日(木)キャンペーン実施期間に、バイク王SR400プレゼントキャンペーン特設サイト内の専用フォームから申し込むだけ。SR400は当選者1名と狭き門ではあるが、SR400が当たらなかった人にもバイク王レンタルバイク24時間無料券が129名に当たることになっている。ひとまず応募してみるのはいかがだろうか⁉

さらに4台のSR400カスタムが
バイク王にて販売!

なお、今回プレゼントされるSR400と同じく、CSコンテストに出場した他の4台のSR400については、バイク王にて販売されることが決まった。

ヤマハらしいインターカラー風に纏められたこちらは「つくばテクニカ」のSR400。80年代のレーサーをイメージして作られたコンテストの優勝車両だ。サイドカウルやシート、アンダーカウルなどすべてワンオフで制作。アッパーカウルは市販品をベースに加工し装着。サイド、アンダー、シートカウルは型取りから成型、塗装まで自分たちの手で行った。エンジンは分解しクランクシャフトの振れ修正などオーバーホールを行うとともに、ヨシムラ製のハイカムを導入、さらにCRキャブを装着するなど、スタイリングとパフォーマンスを両立させている。

「福岡テクニカ」のSR400はカスタムライクなカフェレーサースタイル。ベースとなった車両は入庫後に一度全部ばらして、再利用できるパーツを選定。カフェレーサースタイルは昔からSR400での定番カスタムであり、今もなお根強い人気を誇る。エンジンのオーバーホール、フレームやスイングアームを再塗装した後に、クリップオンハンドルやシングルシートなどの定番カスタムメニューを行ったほか、パワーフィルターの装着や、ミニマムLEDウインカーや社外テールランプの採用など、モダンアイテムも取り入れている。

オンロード、オフロードどちらでも楽しめるSR400というテーマで制作された「神戸テクニカ」の車両。スクランブラーやトラッカーというようなテイストで纏められている。エンジンの分解清掃時にシリンダー、バルブ、ピストンなど新品に交換。シリンダーライナーは井上ボーリングのアルミメッキシリンダーを採用している。一方で使えるボルトなどは磨いて再利用した。ワイドハンドルやブロックタイヤの装着、タックロールシート、スリムな社外製樹脂タンクを用いるなど、オフロードテイストを上手く表現した一台に仕上げられている。同系モデルにあたる名車、XT500を連想させるカスタマイズだ。

新入社員とベテランスタッフが力を合わせて作業を行い完成させたという「横浜テクニカ」。“キャンプに行きたくなるバイク”というコンセプトの下、レストア&カスタムがされている。エンジンをツインプラグ化することで燃焼効率を向上、振動を抑制。ロングツーリングでも疲れにくくランニングコストも抑えている。ノーマルではボルト止めのシートを取り外しができるように加工、さらに足をつけて、アウトドアチェアとしても使うことができるようにするなど、遊び心をくすぐるアイデアが光る一台となっている。

気になる方はバイク王のホームページなどでチェックすると良いだろう。

INFORMATION

住所/東京都港区海岸3-9-15 LOOP-X13階
電話/03-6803-8811