掲載日:2017年06月14日 プロが造るカスタム
取材協力/インターセプト
取材・写真・文/ガスグラフィックス
2000年代初期にスタートしたビッグスクーターブームと共に、古くからこのジャンルで活躍しているインターセプト。最近のハードカスタムの流行は、43スカイウェーブエンジンスワップや、専用キットによる“四ツ輪”化なのは間違いないが、ここで紹介するフォルツァのスタイルこそが、同店がずっと築き上げてきたシンプル系ハードカスタムの真骨頂だ。
ロングホイールベース加工、エアサスによる着地加工で表現したロー&ロングスタイルは、フェイス上端が短いチョップフェイスと、同店オリジナルパーツのFRPフラットシートベースを使用することで、さらにそのバランスが強調されているのが特徴。
派手なグラフィックを施さずに、シンプルなキャンディオレンジのみで彩られた外装も、ハードカスタムでありながら“シンプル”と言われる理由のひとつ。大径フロントブレーキロ―ター、フォルツァ以外にも流用可能なセパレートハンドル、リアテールをシャープに見せるテールシャドーなど、同店オリジナル商品として購入可能ということも、全国のビッグスクーターファンにとっては嬉しい知らせになるはずだ。
「できるだけ低く見せたい」というコンセプトで、ブーム時に各社から発売されたチョップフェイス。こちらは08フォルツァ乗りから絶大な支持を受けたフリーダム製。スクリーンレスのため、上部はスクリーン風に黒く塗り分けられており、これがより精悍さを引き立たせている。
着地化するための定番加工、それがフロントフォークの逆付け化だ。左右を反転することで、ネック角をノーマルよりも寝かせ、より着地しやすいディメンションを獲得。装着されている330Φローター、キャリパーステー共にインターセプトオリジナル。
バーハンドルというスタイルを一蹴し、ハンドル周りのカスタムのムーブメントを起こしたインターセプト製セパレートハンドル。もちろん絞り角を変更できるので、幅広でゆったりなポジションから、写真のような絞りまで対応可能。
フロントフェイス、サイドエアロの装着により、ボリューミーとなった前部分とバランスをとるために作られたBURIBURIテール。ノーマルデザインを踏襲し、左右の幅を広げたデザインのため、08フォルツァに違和感なくフィットするのが特徴。
スクーターのハードカスタムメニューの中で誰もが憧れるエアサス化。「エアサス着地」という言葉が、人気フレーズだったのは間違いない。ただ装着できるだけではなく、その後のメンテナンスが重要で、それがプロショップをお薦めする理由なのだ。
HOTLAP製サイレンサーも、ビッグスクーター界の定番メニュー。この主張し過ぎないデザインと位置関係のバランスの絶妙さが、スクーターユーザーに支持されている。
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