

掲載日:2016年06月08日 試乗インプレ・レビュー
取材・文・写真/野岸“ねぎ”泰之
台湾のメジャーブランドであるキムコから、最新型のABSと2輪車世界初となるドライブレコーダーを標準搭載したミドルクラススクーター「レーシングキング180i ABS+Motocam」が登場、このほど日本に上陸した。パワフルなエンジンと先進の装備を身に着けたこのマシン、その魅力と実力に迫ってみよう。
キムコのレーシングキング180i ABS+Motocamの排気量は175.1cc、普通2輪免許が必要な中型クラスのスクーターだ。全長×全幅×全高は1931×745×1140mmで、これはホンダのPCXなど原付2種クラスとほぼ変わらない大きさとなっている。ホイールサイズが12インチということもあり、実際マシンを目の前にしてもマシンはとてもコンパクトで、見た目は125ccスクーターと同等といってもいい。
外観デザインで目を引くのは、まるでスーパースポーツのようなデザインの大きなヘッドライトと、そこから続く、全体に跳ね上がったように流れるボディライン。スポーティで躍動感があり、走りの良さをアピールするパッケージだ。ウェーブタイプのフロントダブルディスクブレーキと倒立フォークも、さらに凄みをプラスしている。
注目したいのは、ハンドルカバーの中央部正面に設置された円形の小さな物体。実はこれ、「Motocam」の名が示す通り、2輪では世界で初めて標準搭載されたというドライブレコーダーのレンズ部分なのだ。内側にはレコーダーユニットが設置され、メインキーをオンにすると自動で録画が開始される。動画は1080PのHD画質で記録され、ハンドル下のUSBコネクタにメモリーを接続することで取り出すことが可能。試しに撮影した映像を見てみたが、ドライブレコーダーとしては十分な画質を確保していた。万一の事故の際などに客観的な事実を記録できる意味は大きく、心強い限りだ
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