掲載日:2017年12月27日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/西野鉄兵
2017年10月、新たな排ガス規制により、各社さまざまな名車が生産終了となった。なかでも国内メーカーの250ccスクーターはほとんどが姿を消すことに。ヤマハのマジェスティやホンダのフォルツァなどビッグスクーターブームを牽引したモデルがラインナップ落ちとなってしまったのだ。
そんなスクーターファンを脅かす事態のなか、台湾メーカーのキムコは2017年11月1日にニューモデルを販売開始した。それがこのG-Dink250iである。最新の排ガス規制「EURO4」の基準をHCやNOXにおいて約60%も下回るクリーンなエンジンを搭載している。
スタイリングで最大の特徴は、250ccスクーター唯一のフラットフロアの採用だ。これにより足元に大きめのバッグなどを置くこともできる。また、電源ソケットを2カ所に配備するなど最新モデルならでは装備が嬉しい。
ABSを前後に標準搭載しながら、43万2,000円という価格も非常に魅力的だ。