キムコ レーシングキング180i ABS+モトカム

掲載日:2016年06月28日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

キムコ レーシングキング180i ABS+モトカムの画像
KYMCO RacingKing 180i ABS+motocam

125クラスの車体に水冷175ccを搭載
二輪車初のドライブレコーダーも採用

レーシングキング180i ABS+モトカムは、台湾はキムコが展開するレーシングシリーズの最高峰モデルです。125ccクラスと同等のコンパクトな車体にパワフルな水冷175ccエンジンを搭載、前後輪のブレーキやサスペンションにも本格的な装備を投入するほか、最新のABSや二輪車では世界初となるドライブレコーダーも装備してのリリースです。

車両前面、ハンドルカバーの中央に見えるのがドライブレコーダー「モトカム」のレンズ部分です。この内部に1080PのHD動画が撮影できるアルミ製のカメラユニットが収まります。撮影した映像はUSBのコネクターからダウンロードできる仕組みとなっています。また、そのUSBコネクターからはスマートフォンの充電なども可能です。

車両のフロントマスクは、優れた配光特性のデュアルヘッドライトと、流れるようなLEDのアイラインで個性を主張します。リアランプも一目でレーシングキングとわかる個性的なデザインです。カーボン調のパネルで囲われたインストルメントもスポーティなイメージを強調。ユーティリティ面では、メインキーのスイッチ操作でオープンするシートや、様々な機器に電源を供給する12Vアクセサリーソケットなども採用しています。

エンジンは4バルブシリンダーヘッドの水冷単気筒で、燃料供給にはインジェクションを用いています。最高出力は12.95kW/8,250rpm、最大トルクは16Nm/7,000rpm、燃料タンクの容量は7.4Lです。タイヤサイズはフロント120/70-12、リア130/70-12。それをフロントの倒立フォークとリアのツインショックでしっかりと保持します。ブレーキはフロントに240mm径ウエーブローターと2ポッドキャリパーを用いたダブルディスク、リアに200mm径のシングルディスクを採用。ABSはボッシュ製の最新型を標準で装備しています。

キムコ レーシングキング180i ABS+モトカム のここがポイント!
  • ● 最高出力12.95kWの水冷175ccエンジン
  • ● 125クラスサイズのコンパクトな車体
  • ● 二輪車初採用のドライブレコーダー「motocam」

キムコ レーシングキング180i ABS+モトカムのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    マジェスティS

    小柄な車体に水冷155ccエンジンを搭載するスポーティモデル。タイヤは13インチ、操縦性と乗り心地にこだわったサスペンションも採用。ヤマハモーター台湾にて生産。

  • ホンダ
    PCX150

    全灯火器にLEDを採用したホンダのスタイリッシュスクーター。大径14インチタイヤの車体に、アイドリングストップ機構などで環境性能を高めた水冷152㏄エンジンを搭載。

  • PGO
    ティグラ168R

    台湾はPGOブランドのハイパフォーマンスモデル。ミドルスクーターならではの軽快で小回りのきく車体に、水冷169.5ccのハイパワーエンジンを搭載。最高出力は12.5kW。

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