ヤマハ TMAX530 – 大ブームが一段落した現在も休むことなく正常進化

取材・文・写真／田宮徹

ヤマハ TMAX530の画像

15年型では、スタイリングと利便性、走行性能というすべてのジャンルについて、改良の手が加えられている。まずスタイリングの点では、精悍なフルLED式デュアルヘッドライトを新採用。フロントカウルやフロントフェンダー、ミラーおよびステーのデザインも変更された。

走行性能に影響を与えるパーツでは、フロントフォークの倒立化と、フロントブレーキキャリパーのラジアルマウント化が施されている。こちらは、よりスポーティなスタイリングの確立にも寄与している。なおブレーキは、これまでのABSレス仕様がなくなり、全車にアンチロック機構が標準装備されることになった。

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そして、利便性という点でもっとも注目なのが、スマートキーシステムの採用。リモコン式のキーを持っているだけで、ハンドルロックのON/OFFやエンジンスタート、シートトランクの解錠が可能になった。また、電子デバイスの追加装備時に便利なDC12V電源ソケットも、新たに装備している。

なおこの15年型には、上級版となるアイアンマックス仕様も用意されている。こちらは、スエード調のシート表皮、ピンストライプ入りの前後ホイール、専用のメーターパネル、アルミ製のフットプレートなどを専用装備する。

TMAX530の試乗インプレッションは次ページにて

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