

掲載日:2013年12月24日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/佐川 健太郎 写真・動画/MOTOCOM 衣装協力/HYOD
RSV4譲りの精悍なフロントマスクを採用。スモークスクリーンはスポーツタイプの低めの形状ながら、高速域では適度なプロテクション効果が得られるもの。ヘッドライト下のダクトはダミー。
LEDタイプの縦長のテールランプに向かって絞り込まれたデザインのリヤビュー。クリアレンズの小ぶりなウインカーは、リヤフェンダーにマウントされるオーソドックスなタイプ。テールランプ横のダクトはダミー。
フロントブレーキはブレンボ製2ピストンキャリパーとフローティングタイプのφ300mmステンレス製ダブルディスクの組み合わせにより、強力かつコントローラブルな制動力を発揮。フロントフォークはφ41mm正立タイプを採用。
リヤブレーキは2ピストンキャリパーとφ280mmステンレス製シングルディスクの組み合わせ。スタンダードモデルにはABSは搭載していないが、ロック直前の挙動は分かりやすいセッティングだ。
スポーツモデル並みの鋳造アルミスイングアームを採用。リヤサスには7段階プリロード調整可能な油圧式モノショックを採用するなど、充実した足回りがスポーティな走りを支える。駆動は自動無段変速によるチェーンドライブ方式だ。
コンパクトに配置された左2本出しのマフラーはブラックアウトされた精悍なイメージが印象的。ツインプラグの水冷4スト90度V型2気筒SOHC4バルブエンジンが奏でる、鼓動感あふれるワイルドなサウンドが魅力だ。
シートはフロントが絞り込まれ、ストッパー状のバックレストが装備されるなどライダー主体のスポーティな設定となっている。リヤシートはコンパクトだが両サイドに堅牢なグラブバーを装備。デザイン上のアクセントにもなっている。
シート下はフルフェイスヘルメットが1個収納可能なラゲッジスペースになっている。ルームライトの右側には電源ソケットを装備。左後方にはスクリュー式の蓋が付いた給油口が見える。シートの開閉は電子ロック式を採用。
タンデム用ステップは通常のモーターサイクルと同様の折り畳み式を採用。防振用ラバーが貼られているが構造はシンプル。このあたりの作りにも、ライダー主体の走りのモデルであることがうかがえる。
滑り止め加工のついた細めのグリップ、左右のブレーキレバーには位置調整用のダイヤルを装備するなど操作系もスポーツ仕様。スイッチボックス前側にはメーター液晶画面のモード切り換え用スイッチを装備。
右ヒザの上辺りの位置にパーキングブレーキを装備。上下に動かしてロックと解除を行う。通常のミッション式モーターサイクルのようにエンジンブレーキが効かないため、駐車する際には必須となる。
シンプルな2連メーターの中に多くの情報を表示するインスツルメント。左の速度計は内側にマイル表示、右側の回転計には燃料計を表示。中央の液晶ディスプレイには水温、時計、オド、トリップなどを表示。
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