アプリリア SRV850 – スーパーバイクの遺伝子を持った世界最大級のメガスクーター

掲載日：2013年12月24日試乗インプレ・レビュー

取材・文／佐川健太郎　　写真・動画／MOTOCOM　　衣装協力／HYOD

アプリリア SRV850の特徴

アプリリア SRV850の画像

ロードスポーツ並みの
強力エンジンと足回り

SRV850はその名が示すとおり、水冷4スト90度Ｖツイン839ccエンジンを搭載する量産市販車としては世界最大のスクーターである。ちなみにエンジンはオートマチックトランスミッションを採用する「マーナ850GT」系がベースとなっている。アプリリアらしいレーシングスピリッツに貫かれたデザインは、スーパーバイク「RSV4」がモチーフの精悍なフロントマスクが特徴的だ。

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76psを発揮するパワフルなエンジンの周囲を取り囲むように配置されたフレームは、従来のスクーター比で約2倍の強度を持つスチール製ダブルクレードルタイプを採用。サスペンションはフロント側にφ41mm正立フォーク、リア側には鋳造アルミスイングアームに7段階プリロード調整付きモノショックを組み合わせ、フロントブレーキにはブレンボ製キャリパーのダブルディスクを装備するなど、ロードスポーツモデル並みの本格的な足回りを備えている点がポイント。シート下にはフルフェイスヘルメットが丸ごと1個収納できる、電源ソケット付きのラゲッジスペースを備えるなど、必要十分なユーティリティが確保されているところなどはスクーターならではだ。

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