

掲載日:2012年09月18日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/田宮 徹
イタリアンブランドのアプリリアを代表するスクーターシリーズと言えば、やはり小中排気量帯に多くのバリエーションが用意されているスカラベオ。前後に大径ホイールを装備し、ネオクラシカルなスタイリングが与えられた、オシャレなコミューターシリーズである。日本でも、12年春現在で125と250が販売されているが、このシリーズに12年5月、かつて設定のあった200が復活追加された。
サイドスタンドを廃止するなどの工夫により、イタリアの軽二輪スクーターながらも40万円を切る車両価格を実現。日常的に使えるシティコミューターが目指されている。
アプリリアは現在、同じイタリア企業であるピアジオの傘下となっているが、このスカラベオ200にはそのピアジオ製エンジンが搭載されている。リーダーと呼ばれるシリーズとなる、排気量181ccの水冷DOHC4バルブ単気筒エンジンは、最高出力19馬力を発揮。右手ハンドル部には、エンジン特性をスポーツとエコの2タイプに切り替えられるスイッチがあり、これをエコに設定すれば、7%の燃料消費率低減が図れると発表されている。
まず前後16インチの大径ホイールを履く車体が特徴と言える。大径ホイールの採用は、路面の影響による挙動の乱れを低減し、車体安定性を向上するのに効果的だ。
ボディサイズは、メーターをハンドルマウントとしたデザインの採用などにより、比較的コンパクト。ただし、大径ホイールとコンパクトボディの組み合わせということで、収納スペース容量は少なめだ。ブレーキは前後ともディスク式。左レバー操作時には前後が連動して作動する。
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