掲載日:2011年07月25日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
スポーティーなスタイルやパワフルなエンジンなどが人気のビッグスクーター、スカイウェイブ250タイプSのベーシック版として登場したのが、このモデルです。タイプSとの大きな違いは、ICチップ内蔵のキーとイモビライザーシステムを採用し、その代わりキーレススタートシステムを省いていることです。メーカー希望小売価格は、タイプSの66万1500円に対しタイプSベーシックが64万500円。2万1000円もリーズナブルな設定です。
基本スペックはタイプSと同じで、搭載するエンジンはDOHC4バルブの水冷4ストローク。電子制御のインジェクションを採用し、優れた始動性や環境性能、出力特性などを発揮します。最高出力は19kW、燃料消費率は39km/L(60km/h定地走行)、燃料タンク容量は13Lです。
車体外装は質感豊かなデザインと、2灯式のヘッドライトが特徴です。フロントのスクリーンはショートタイプを採用しています。フロアボードは左右の足元付近を絞り込んだ形状で、710mmの低いシート高と合わせて足つき性を確保します。シートのバックレストはスライドアジャスタ式ですので、ワンタッチのレバー操作で前後50mmの範囲を5段階で調整できます。また、タンデムライダー用のグラブバーからつながるリアスポイラーは、実用性とスタイルアップの両面で高い効果が期待できます。
シート下にはフルフェイスヘルメットを2つ収納可能な容量63Lのトランクスペースを用意。フロントには3つの独立したコンパーメントもあります。イモビライザーは、マスコットキーに内蔵したICチップによってIDコード照合を瞬時に行うシステムです。キーシリンダーの破壊やキー複製などによる不正操作時には、燃料と点火のカットでエンジン始動を不可能にします。さらに、キーシリンダーにはマグネット式のシャッターを設けてありますので、これも盗難やいたずらの抑制に大きな効果を発揮します。
250ccのハイパワーエンジンを搭載した、軽量でコンパクトなスポーティースクーター。アップライトな乗車ポジションで取り回しは良く、また市街地での視認性も良好。
優れた扱いやすさと高い実用性、走行性能を持つ250ccスクーター。フロントシートが前側に、リヤシートが後側に開くデュアルオープンのシート下収納も特徴。
スカイウェイブ250シリーズの筆頭モデル。基本的にはタイプSベーシックと同じだが、キーレスシステムを用いてるので、車両付属の携帯機を持っていればエンジンを始動できる。
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