掲載日:2014年01月20日 プロが造るカスタム
写真・文/HIRO(有森弘忠)
悪路とも言える砂浜やダートなシチュエーションで早く走ること、またそういった環境でのレースで勝つための要素が強い印象のあるボバーカスタム。チョッパーと根本的な「削ぎ落とす」カスタムスタイルは一緒だが、ミディアムハイのハンドルや短く切られたフェンダーに、悪路にも対応するファットタイヤなど、完成されるシルエットはドンとしたインパクトで、既存のスタイルとは全くの別物。
今日ここに紹介するH.B.Cが創り上げたヤマハ・ドラッグスター400は、先の堂々としたボバー感を見事にドロップした一台だ。カスタムのやりようでスリムなチョッパーから今回のようなボバーカスタムまでと七変化が楽しめる人気の高いドラッグスターだが、これまでに多くのカスタムバイクが存在しているため逆に他との差別化を図ることがポイントになってきた。
スイングアームからシートレールと直線的なラインに合わせながらも絶妙なアールにこだわったというオリジナルタンク。流線型のシルエットを実現したスタイルだ。レイクしたトリプルやロングライザー+ハンドルなど細部まで計算していることがわかる。
そこで同店が取り入れたのが爽やかな白いカラーリングとピンストライプ。勿論カスタムも十二分に行っているのだが、単なる重々しいボバーではなくライトにも見えるシルエットで、今までのドラッグスターボバーとの差別化を演出している。オーダーにH.B.Cらしいエッセンスを盛り込んで、オーナー、そしてショップの双方、更には見る者も納得出来る一台がこのマシンといえよう。
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