カワサキ 1997年式 バルカン

掲載日:2013年11月12日 プロが造るカスタム    

写真・文/HIRO(有森弘忠)

カワサキ 1996年式 バルカン

カスタム費(車両代別)500万円

国産アメリカンの限界に挑む
フルカスタム・チョッパー

「国産アメリカン」。今や世界中のカスタムファンが注目するカテゴリーとなった「ジャパニーズ・ドメスティック・カスタム」。これは国産アメリカンをベースにしたカスタムのことで、チョッパー大国のアメリカはもとよりヨーロッパやアジアなど、日本のマシンならではの信頼性がプラスされたカスタムは、現状のネット社会においては多くの情報や写真などが飛び交っている。そんな中でも、日本においてひと際高いデザインセンスとクオリティ、そしてインパクトのあるマシンを製作しているのが大分県のイエンタウンだ。

それは写真を見て頂ければきっと分かって頂けることだろう。もはや私がここにあれこれ書く必要の無いくらいにマシン自体が全てを雄弁に物語っている。前側が鋭く立ちあがったフレームに、それに合わせたフロントフォーク。フレーム形状に合わせたワンオフタンクや、ボリュームのあるリアタイヤなど圧巻である。

真横から見ればこの威圧感。いや、圧倒的な存在感が見てとれよう。ただのチョッパーだと感じさせない各部のフィニッシュやディテールは見る者を魅了。一言で「凄い」とまとめるのは失礼だろうが、表現するのに妥当な言葉が思いつかない。

真横から見ればこの威圧感。いや、圧倒的な存在感が見てとれよう。ただのチョッパーだと感じさせない各部のフィニッシュやディテールは見る者を魅了。一言で「凄い」とまとめるのは失礼だろうが、表現するのに妥当な言葉が思いつかない。

今では「国産アメリカン」という名が認知されて長い歴史を持つが、端的に言うと、日本のカスタムシーンの凄さと、高い技術力によって信頼を集めたカテゴリーがこの国産アメリカンなのである。この2つが合致して初めてイエンタウンのような世界に誇るカスタムバイクが在ることを、今日ここでお伝えしよう。

カワサキ 1997年式 バルカンの詳細は次ページにて

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