

掲載日:2014年12月05日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/佐川 健太郎 写真/山家 健一 動画/倉田 昌幸 衣装協力/HYOD
空冷4ストローク50度V型2気筒 SOHC 4バルブ 1,731cc の巨大なエンジン。Vバンクに記された「106」は米式の排気量単位でキュービックインチを表す。フレームはエンジンを強度メンバーとするスチール鋼管製を採用。
ブラックアウトされたディテールパーツの中でもひと際目立つ右2本出しマフラー。スラッシュカットされたテールエンドがスポーティな雰囲気を醸し出す。
フロントはφ43mm正立フォークに4ピストンキャリパー装備のφ300 mm フローティングタイプのシングルディスクを装備。メッシュホース標準装備で節度のあるブレーキフィールを実現する。ABS設定は無し。
4輪デザインをイメージした軽量なアルミキャストホイールは新作の24本スポークタイプ。ホワイトレターで銘柄が入ったダンロップ製ハイウォールタイヤがアメリカンテイストを盛り上げる。
リヤもフロント同様、4ピストンキャリパー装備のφ300 mm フローティングタイプのシングルディスクを装備し強力な制動力を発揮。スイングアームは鋳造アルミ製で、プリロード調整機構付きのリンク式モノショックを装備するなど足回りも本格的だ。
センタートップにリブの入ったエキセントリックなデザインの容量17リットル燃料タンク。エンジン上部を取り囲むように美しいラウンドを描く。
フロントビューは.極めてシンプルだ。小ぶりなヘッドライトはリフレクタータイプで、リングにはクロームメッキが施されるなど高級感もあり。ワイドスパンに設定されたフォークセットがカスタムテイストを感じさせる。
タンクからの流れるようなラインで統一されたリヤビュー。センターリブの入ったフェンダーは頑丈なスチール製で、両サイドはデザインされたシートレール状の補強が入る。
スタイリッシュなストリームライン・ソロシートを装備。流麗なスタイルを実現しつつ、優れたクッション性で快適なライディングをサポート。シート前部が絞り込まれ、足着き性も良好だ。タンデムシートにも変更可能。
ステップ位置は自然なライポジを実現するミッドマウントコントロールを採用。ステップバー、ペダルともに表面はラバー巻きで操作性にも優れる。
クラッチレバーはシンプルなワイヤー式を採用。幅広なパワーレバータイプで操作性は良い。左グリップ前部にはメーター表示切り替えボタンを装備。
内照式ブルーライトとホワイトパネルがクールな印象のメーター。速度計がアナログ表示であるのに対し、ビルトイン式の回転計がデジタル表示となっているのがユニークだ。
価格(消費税込み) = 178万2,000円
※表示価格は2014年12月現在
モダン・アメリカンを標榜する「VICTORY」の新型モデル。1731ccの巨大Vツインエンジンに流麗なストリームラインを組み合わせた独特のボバースタイルと、軽快でスポーティな走りが魅力。
■エンジン型式 = 空冷4ストロークV型2気筒 SOHC 4バルブ
■総排気量 = 1731cc
■ボア×ストローク = 101×108mm
■最高出力 = -
■最大トルク = -
■トランスミッション = 6速
■サイズ = 全長2,372×全幅940×全高1,136
■車両重量 = 308kg
■シート高 = 735mm
■ホイールベース = 1,647mm
■タンク容量 = 17リットル
■Fタイヤサイズ = 130/90-16
■Rタイヤサイズ = 140/90-16
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