

掲載日:2011年11月10日 試乗インプレ・レビュー
レンズ面に筋が入ったコンパクトでオーソドックスなベーツライト。ボディは美しいクロームメッキが施された。
僅かに湾曲するバーハンドルが、日本人に最適なポジションを生み出す。ミラーはぶら下がるように取り付けられ、アルミ切削+ブラスト加工で独特の質感を持つハンドルスイッチは左右にウインカーボタンをそれぞれ設けるほか、右手にセルスターターボタン、左手にヘッドライトのHI/LO、そしてホーンボタンを備える。ウインカーの作動確認を容易にさせるインジケーターのセットはオプション設定(10,290円)。
小振りなウインカーとスプリンガーフォークの組み合わせ。フロントウインカーをフレームダウンチューブ前へ移設するためのパーツもオプションで用意。ステアリングからヘッドライト周辺をスッキリさせる。ウインカー本体、ステー、インジケーターのセットで31,290円。
メインレッグのロッカーシャフト支持部をコの字形状に改良した完全自社設計&Made in Japan のスプリンガーフォーク。この改良だけでも、信頼性と部品のライフが大幅に向上している。ブレーキは穴開きディスクを採用し、ホースは数あるステンメッシュブレーキホースの中でも断トツで信頼性の高いスウェッジライン。量産車基準に見合う完成度を持つ。
美しいペイントが施されたフューエルタンクはアルミ製とし、腐食によるガソリン漏れなどのトラブルを未然に防ぐとともに、車両の軽量化によるロードホッパーの軽快な走りに貢献している。
スプリングの付いたサドルシートは、リジッドチョッパーに相応しい往年のスタイル。試乗車には高温になるオイルホースフィッティングをカバーし、身体への接触を防止するオイルタンクカバー(オプション設定:3,465円)が装着されていた。茶のほか、黒も設定されている。
シンプルなリアフェンダーにマウントされるテールライトはガラス製のレンズを採用した手の込んだもの。樹脂製レンズにはない味わいを醸し出している。高強度ステンレス製のリアキャリア(26,250円)やタンデムシート(15,750円)もオプションで用意。
リアウインカーはこの低い位置。ブレーキローターは穴開きタイプを採用し、スウェッジラインのステンメッシュブレーキホースがおごられる。
搭載する1340ccのエンジンは、5速ミッションとフューエルインジェクションが組み合わされたエボリューションV2。試乗車のポイントカバーは、零ロゴをエッチング加工したオプション(9,450円)。
真っ直ぐに後方へ伸びた2in1マフラーは、もちろん国内の騒音・排ガス規制をクリア。歯切れのよいVツインらしいサウンドを奏でながら、そのままで車検に適合する。
試乗車には質感の高い真鍮を用いたオプションのステップペグ(29,400円)が装備される。ロードホッパーの艶やかな黒のフレームに目立ちすぎないブラスは、人気が高いオプションパーツの一つだ。
ファイナルドライブはチェーン式。イグニッションは車体左サイド、バッテリーの横にある。オプションとして、切削加工で仕上げたタンデムステップキット(27,300円)もある。乗車定員2名での登録には、そのオプションパーツとリヤキャリア(26,250円)&タンデムシート(15,750円)が必要となる。
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