

掲載日:2007年11月28日 試乗インプレ・レビュー
「イントルーダークラシック400キャストホイール仕様」は、その名の通りベースモデルのスポークホイールを、鋳造アルミを切削して造形したホイールに換装。シートの周囲に鋲を打ちワイルドなテイストを演出してあるのが特徴だ。ホワイトモデルはタンクや前後フェンダーに揺れる炎をイメージしたフレイムグラフィックスをまとう。今回撮影でお借りしたブラックモデルは、モデル名にも敢えて「ブラックエディション」と謳っており、クラッチケースやジェネレーターカバー、前述のキャストホイールをブラックペイントして、全体としてブラックとクロームの精悍なモノトーンにまとめ上げたモデルだ。
400ccアメリカンクラスでは最大となる1,655mmというロングホイールベースの車体にふさわしく、豊かなボリューム感を持つ燃料タンクやたっぷりとしたシート、ファットな前後タイヤを覆うディープフェンダーなど、ディテールはクラシックアメリカンをしっかりと表現している。また、貫禄のフロントマスクを形作るヘッドライトケースやフォークカバー、エアクリーナーカバーや長い2本のマフラーなど、各部のクロームメッキパーツがブラックアウトされた部分とコントラストを見せる。
黒い車体の中では控えめな存在感となるV型2気筒SOHC4バルブエンジンは、45°という狭いバンク角が特徴。このバンク角によって、アメリカンらしい鼓動感を演出している。ここからアウトプットされた出力は、シャフトドライブによって後輪を駆動。そのため、左側から見たリヤ周りはリジッドフレーム風のスイングアームをすっきり見せてくれる。
スポークホイールのベースモデルに対して、鋳造アルミを両面から切削して造形された前後ホイール。柱状のスポークを細かいピッチで放射状に配置されたデザインが、幌馬車の車輪のようなクラシカルな佇まいを見せる。
クラシックアメリカンのセオリーどおり、リジッドフレーム風のスイングアームを持ち、そこに組み合わされるシャフトドライブ。メインテナンスが簡単で左側面からのリヤ周りをすっきり見せる効果もある。
タンクオンメーターもクラシックアメリカンの定番。ローマン体の文字盤は、ホワイト、ブラックそれぞれボディカラーに合わせた色を採用。ブラックエディションは指針もホワイトとモノトーンにこだわった仕上がり。
繊細なフィンが美しい狭角45°V型2気筒エンジン。ブラックエディションはクラッチカバー、ダイナもカバーなどをすべてブラックに統一。その名にふさわしくエンジンが車体に溶け込んでいる。
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